レインボーの貴重なライブ映像、日本盤DVD購入者へ配布開始
2012年12月19日に完全版音源が追加されて再発となったレインボーの日本盤DVD『ライヴ・イン・ミュンヘン1977』だが、2013年4月末には欧州にてヨーロッパ盤がリイシューされた。実は、このヨーロッパ盤には日本盤には未収録のボーナス映像「レインボー・オーヴァー・テキサス'76」が追加収録されている。
◆『ライヴ・イン・ミュンヘン1977』画像
そんな状況下、日本盤発売元がこの映像の権利を新たに取得し、すでに日本盤DVDを購入したユーザーに、このボーナス映像のみが収録されたDVDの配布をスタートさせた。必要なのは配送料のみで商品代は無料というなんとも太っ腹な施策となっており、所有者には突然のサプライズプレゼントだ。購入者確認のため、パッケージの帯部分を送る必要はあるが、裏面にロゴスタンプが記され、DVDともに返送される。
問題の「レインボー・オーヴァー・テキサス'76」は、1976年にプロモーションのために制作された約13分のショート・フィルムだ。見たことのあるファンもいることだろう。1976年7月10日、アメリカのテキサス州ヒューストン公演とされるこのライヴは、虹のセットを搬入するシーンから「銀嶺の覇者」「スターゲイザー」「ア・ライト・イン・ザ・ブラック」が演奏される。いずれも一部の収録で、画質も良好ではないものの、「スターゲイザー」「ア・ライト・イン・ザ・ブラック」は『ライヴ・イン・ミュンヘン1977』本編には未収録であり、こと「ア・ライト・イン・ザ・ブラック」に関してはライヴ演奏された回数が少ないものだ。
コージーのドラム・ソロや「ドゥ・ユー・クローズ・ユア・アイズ」ではリッチーのギター破壊の一部も見ることが出来る。リッチー、ロニー、コージーの"三頭政治"に加え、ジミー・ベイン(ベース)、トニー・カレイ(キーボード)在籍時のライヴ映像は非常に貴重なもの。リッチーとロニーが語るインタビューは、初来日公演の前月、1976年11月にオーストラリアで収録されたものと推測される。
この映像に関して伊藤政則は下記のように語っている。
◆ ◆ ◆
「懐かしい映像だ。『ON STAGE』発表当時、日本のポリドール・レコードがプロモーションとしてこのフィルムを使っていて、僕も銀座のショールームでのフィルム・コンサートでこの映像をよく流していた。当時、RAINBOWの人気は群を抜いていて、このフィルムを上映すると告知しただけで、会場には沢山のファンがつめかけた。
これは1976年のテキサスの映像だったのか。知らなかった。
というのも、当時、ポリドール・レコードからラジオ・プロモーション用のLPをもらっていて、それは1976年のオーストラリアでのリッチー・ブラックモアとロニー・ジェイムス・ディオのインタビューがフィーチャーされていた。DJであるトレヴァー・スミスのインタビューに答えるメンバーの声と、『ON STAGE』からの楽曲が収録されたそのLPは、そのままオンエアすると『ON STAGE』特集ができてしまうというもので、ジャケットに書かれていた“スペシャル・ラジオ・プロモーション・レコード”としての効果は絶大なものがあった。僕はてっきりそのLPの映像版だと勘違いしていた。
いやぁ、この頃のRAINBOWは本当に神憑っている。神秘的で、そしてハード・ロックの本当の凄みを放っている。」
◆ ◆ ◆
レインボーファン必見の映像「レインボー・オーヴァー・テキサス'76」の申し込み方法は、下記サイトにてご確認を。
◆「レインボー・オーヴァー・テキサス‘76」 ワードレコーズ・ダイレクト・サイト
◆『ライヴ・イン・ミュンヘン1977』画像
そんな状況下、日本盤発売元がこの映像の権利を新たに取得し、すでに日本盤DVDを購入したユーザーに、このボーナス映像のみが収録されたDVDの配布をスタートさせた。必要なのは配送料のみで商品代は無料というなんとも太っ腹な施策となっており、所有者には突然のサプライズプレゼントだ。購入者確認のため、パッケージの帯部分を送る必要はあるが、裏面にロゴスタンプが記され、DVDともに返送される。
問題の「レインボー・オーヴァー・テキサス'76」は、1976年にプロモーションのために制作された約13分のショート・フィルムだ。見たことのあるファンもいることだろう。1976年7月10日、アメリカのテキサス州ヒューストン公演とされるこのライヴは、虹のセットを搬入するシーンから「銀嶺の覇者」「スターゲイザー」「ア・ライト・イン・ザ・ブラック」が演奏される。いずれも一部の収録で、画質も良好ではないものの、「スターゲイザー」「ア・ライト・イン・ザ・ブラック」は『ライヴ・イン・ミュンヘン1977』本編には未収録であり、こと「ア・ライト・イン・ザ・ブラック」に関してはライヴ演奏された回数が少ないものだ。
コージーのドラム・ソロや「ドゥ・ユー・クローズ・ユア・アイズ」ではリッチーのギター破壊の一部も見ることが出来る。リッチー、ロニー、コージーの"三頭政治"に加え、ジミー・ベイン(ベース)、トニー・カレイ(キーボード)在籍時のライヴ映像は非常に貴重なもの。リッチーとロニーが語るインタビューは、初来日公演の前月、1976年11月にオーストラリアで収録されたものと推測される。
この映像に関して伊藤政則は下記のように語っている。
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「懐かしい映像だ。『ON STAGE』発表当時、日本のポリドール・レコードがプロモーションとしてこのフィルムを使っていて、僕も銀座のショールームでのフィルム・コンサートでこの映像をよく流していた。当時、RAINBOWの人気は群を抜いていて、このフィルムを上映すると告知しただけで、会場には沢山のファンがつめかけた。
これは1976年のテキサスの映像だったのか。知らなかった。
というのも、当時、ポリドール・レコードからラジオ・プロモーション用のLPをもらっていて、それは1976年のオーストラリアでのリッチー・ブラックモアとロニー・ジェイムス・ディオのインタビューがフィーチャーされていた。DJであるトレヴァー・スミスのインタビューに答えるメンバーの声と、『ON STAGE』からの楽曲が収録されたそのLPは、そのままオンエアすると『ON STAGE』特集ができてしまうというもので、ジャケットに書かれていた“スペシャル・ラジオ・プロモーション・レコード”としての効果は絶大なものがあった。僕はてっきりそのLPの映像版だと勘違いしていた。
いやぁ、この頃のRAINBOWは本当に神憑っている。神秘的で、そしてハード・ロックの本当の凄みを放っている。」
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レインボーファン必見の映像「レインボー・オーヴァー・テキサス'76」の申し込み方法は、下記サイトにてご確認を。
◆「レインボー・オーヴァー・テキサス‘76」 ワードレコーズ・ダイレクト・サイト
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