GACKT、4年ぶりの全国BESTツアーがスタート。「思う存分、目一杯騒いでくれ。」

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2タイトルのベストアルバムを7月3日にリリースすることが発表され、その中の1曲「CLAYMORE」が映画『サイレントヒル:リベレーション3D』の日本版イメージソングに決まったGACKT。彼の全国ツアー<BEST OF THE BEST vol.I>が、5月11日、かつしかシンフォニーヒルズ・モーツァルトホールからスタートした。この日の公演はGACKTのライブでは恒例のツアー初日ファンクラブ限定公演。高倍率で選ばれた約1300人を前にしてのライブとなった。

◆GACKT <BEST OF THE BEST vol.I> 画像

約4年ぶりとなる今回のソロツアーは、自身初の“BEST”というタイトルを使用。7月にリリースされるベストアルバムと連動した形で“MILD”と“WILD”という2つのセットリストを用意して臨むという、これまでにないスペシャルな内容となっている。通常のホールツアーでは11tトラック4台程度で機材を運搬するが、今回はその倍の8台にも及ぶセット機材でツアーを回っているということからも、そのこだわりとスケール感がうかがえる。

初日に披露されたセットリストは“MILD”バージョン。会場に入った観客が圧倒されるほど巨大なステージ全面に設営されたLEDビジョンに、これまで14年間のアーティストGACKTの軌跡がまるでハリウッド映画の予告編のように映し出される。そして、そのLEDのスクリーンが中央からゆっくり開いていくと、ステージ中央に立つGACKTの姿が。会場は一気に興奮のるつぼと化す。

ライブはBESTツアーならではのあの曲、この曲、なじみのある楽曲が次々と披露されていく。2012年に発表された「WHITE LOVERS」では、途中、雪が降ったり、2009年にリリースした「小悪魔ヘヴン」ではスクリーンに音ゲー仕様の映像が映し出され、曲に合わせて観客も一緒に遊べるなど、細部にまでこだわるGACKTならではの演出で、会場はまさにGACKTワールドとなった。

MCもバンドメンバーらとともに実に楽しく展開し、会場を和ませてくれる。約3時間超、GACKTというアーティストがいかに多彩な顔を持ち、エンターテイメント性に優れたアーティストであるかを存分に堪能できるステージだった。

「待たせたな、お前ら。4年間待ったんだ。思う存分、目一杯騒いでくれ。」

ステージ上観客にそう語ったGACKT自身が、実は一番待ち焦がれていた日だったのかもしれない。そんなことを感じつつ、さらにもうひとつの“WILD”バージョンのセットリストではどんなステージを観せてくれるのか、観たい衝動に駆られる。

GACKTの超エンタメワールドなステージをこれまで以上に体感できる今回のツアーは、追加公演の7月7日の横浜アリーナまで22公演・約8万人動員予定。

【ツアー情報】
GACKT LIVE TOUR 2013 『BEST OF THE BEST vol.I』
追加公演&ツアーファイナル決定
日時:2013年7月7日 OPEN16:00 / START 17:00
会場:横浜アリーナ
チケット料金:一般指定席 8,600円
チケット一般発売日:2013年6月9日

◆VARKS
◆GACKT オフィシャルサイト
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