ヤマハから浅倉大介制作のデモ曲も内蔵した感覚的に楽曲制作ができるiPadアプリ「Mobile Music Sequencer」登場

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ヤマハは、iPad 向けアプリケーション「Mobile Music Sequencer(モバイル・ミュージック・シーケンサー)」を発売した。App Storeから購入、ダウンロードが可能となっている。

「Mobile Music Sequencer」は、豊富なフレーズパターンを組み合わせて、楽曲が作れるiPad用シーケンサー。フレーズからセクション、セクションからソングへと、制作の流れに沿って感覚的に楽曲が制作が可能なソフトウェアだ。

場所を選ばず曲のイメージをスケッチし完成させることができ、オーディオファイルにミックスダウン、さらにSoundCloudへのアップロードまでサポート。制作は、さまざまなジャンルをカバーした382種類のプリセットフレーズを組み合わせるだけでOK。フレーズパターンを組み合わせてセクションを作り、コードを指定して並べることで、曲のアウトラインを簡単に組み立てられる。録音したデータの並べ替えやバリエーションの作成が手軽にできるので、感覚的かつスピーディーに楽曲を制作することが可能だ。これに加えてピアノロール入力によるユーザーフレーズの作成や画面上の鍵盤を用いたリアルタイム録音も可能となっている。また、フィルターやEGなどの音色エディット機能や、リバーブ、コーラスなどのエフェクトも備える。

「LOOP REMIX」機能も強力だ。選択されたフレーズに対して、指定した間隔でのランダムな並べ替えや、ロールやブレークの挿入を自動的に行い、簡単に新しいフレーズを生み出すことが可能。さらに、別売で4種類の音色およびフレーズのデータパックも用意しており、アプリケーションから直接追加購入することができる。

シンセサイザーや音楽制作ソフトウェアとも連携できるのもポイント。汎用のスタンダードMIDIファイルとして出力すれば、スタインバーグ社「Cubase」などの音楽制作ソフトウェアを用いて緻密に仕上げることが可能。また、ヤマハ シンセサイザー(MOTIF XF、S90XS/S70XS、MOX6/MOX8、MOTIF XS)向けに代理音色を指定した形式での出力が可能なため、「MOTIF XF」などで読み込んだ場合、音色指定を行わなくても、「Mobile Music Sequencer」で制作したイメージのまま再生・編集を行うことができるようになっている。

機能が豊富なため全体を把握するのに時間がかかりそうだが、用意されたデモ曲をいじるうちに使い方がわかってくるはず。デモ曲には浅倉大介制作の曲も収録されているので、その点でも注目を集めそうだ。

価格は1,700円。発売記念価格として、2月28日までは期間限定で850円で提供される。また、別売の追加音色・フレーズのデータパックは、1セット350円となっている。


▲新たなフレーズを生み出せるLOOP REMIX(画面左)、ピアノロール(画面中)などでオリジナルのフレーズも使用可能。もちろんコード指定もOK(画面右)。ヤマハのハードウェアシーケンサーQYシリーズやソフトウェアXGworksを思い出す人も多いかも。

◆Mobile Music Sequencer
価格:1,700円(2月28日までは期間限定価格850円)
発売日:2013年1月24日

◆Mobile Music Sequencer 製品詳細ページ
◆プレスリリース
◆ヤマハ

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