【インタビュー】三浦大知と雑談をしよう。前編 「(ファンのこと)ほんと誇りに思います。」

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■ 三浦大知の謎。歌声と筋肉の関係性

── で、いよいよ本題。三浦大知の謎に迫りたい。謎がいっぱいあるんで。まずお聞きしたいのが、「大知くんって、普段、なにしてるんですか?」

大知:あはははは。その質問かなって思いましたよ(笑)。普段はですね、ほんとに、なんでしょう。普通ですよ。僕、ゲームとか好きなんで、ゲームとかもしますし、あとはちょっと休みがあったら、神社仏閣が好きなんで行ったり、買い物したり。でも、家の中にいるのが多いですね。

── ちなみに昨日は?(ちなみにこの取材の前日は、関東地方が大雪に見舞われた)

大知:昨日は撮影でしたね。帰り大変でしたよね。買い出し行くのにも一苦労。(スタッフが)ビショビショで帰ってきて。

スタッフ:スタジオに食料がなくて、食糧難で(笑)。出前もやってなくて、「どうしよう……」って。コンビニ行ったスタッフも1時間くらい帰ってこれなくて。

── ですよね(笑)。いや、この質問して何が知りたいかっていうと、私のイメージなんですが、「三浦大知という人は、朝、6時くらいに目が覚めて、そこから朝のトレーニングをして、朝ごはんを食べ、そして仕事に行き、仕事終わる時間はその日によって前後するとは思うんですが、日付変わる前にはもう寝ちゃってる」みたいな。

大知:あっはっはっは(爆笑)

── 三浦大知は、そういうキャラクターでいてほしいなってのがあるんです(笑)。で、そこんとこ、どうなんでしょう?

大知:実際そんなこと全然ないです(笑)。あのー、朝もそんな早く起きないですし、もちろん体幹トレーニングとかもしますけど、朝から毎日走ってとかないですし。今までずっとそうなんですけど、歌は歌いながら、ダンスはダンスしながら鍛えるようにやってきましたね。

── へぇー! でもライブとかものすごい運動量じゃないですか?

大知:そうですね。だから、リハーサルしてます。リハーサルがトレーニングになってます。

── じゃあ「毎日、腹筋◯回」とか……。

大知:全然、そんなのないです。トレーニングしない日は全然しないですし。「腕を床について◯秒間キープを3セット」みたいな体幹トレーニングは家でやっているんですけど、それでもテレビ観ながらやったり、音楽聴きながらやったり。ジムみたいなのに通ってた時もあったんですけど、あの、今のボイストレーナーの方や、いろんなところから話を聞くと、腕の筋肉と足の筋肉がついて重くなったり緊張し始めると、歌がよくなくなってくる、っていう。自分の中にもその感覚があって。なので、自分のイメージでは、体の外側はすっごく柔らかくて、内側が芯がしっかりしているような体になりたいなっていうのがあるので、基本的には体幹トレーニングとかしかしないですね。腕立てとか腹筋とかも、たまにはしますけど、極力あんまりつけないというか、重くならないようにしてますね。

── 筋肉と歌声、そういう関連があるんですね。

大知:そうですね。声帯と腕の筋肉の一部ってつながってるらしいんですよね。だから腕とか疲れていると高音が伸びにくかったり。なので、あんまり(固い筋肉をつけ過ぎるのは)よくないなって思って。ダンスのスタイル的にもパワーっていうより、どっちかというと、緩急というか、流れる中での自分のドラマ性を大切にしているスタイルなので、あまり筋肉を固くしないようにしてますね。

── なるほど……もっとがっつりトレーニングしてるのかと思いました。イメージが崩れました(笑)

大知:あはは。なんかすみません(笑)

── 歌のために体を作って、あとはリハーサルでスタミナとか持久力とかを高めていく感じなんですね。

大知:そうですね、リハーサルと、あとはもう、ライブやっていく中で基礎体力がどんどんついていく感じですね。体力はある方だと思います。昔、部活とかやってた時に、部活がすごい厳しくて、そこで鍛えられたっていうのはありますね。体力というか根性。

── お酒とかも飲まれるんですね。それもイメージと違うというか。

大知:飲みます飲みます。長いですよー(笑)。

── 何が?(笑)

大知:(飲んでいる)時間が。毎日は飲まないんですけど、みんなと飲んだりする場が好きで。で、一回飲むと、長いですね。

── お酒は強い方ですか。

大知:強い……ですかね。弱くはないと思います。

── なんかほら、イメージとして、大知くんは、まぁタバコはやらないと思いますが……。

大知:やらないですね。

── こう、体に悪いものは一切しないイメージ。

大知:あっはっはっは(笑)。すごいクリーンなイメージじゃないですか。全然、お酒も飲みますし。

── あとビックリしたのが、ゲームもするっていう。

大知:ゲーム好きですねー、昔から。最近はなかなかできてないですけど、『Call of Duty』みたいなFPS(※)とかもするし。子供の頃から変わらず好きですね。周りのクリエイターの方も、してる方が多いんですよ。僕の中では唯一「無」になれるのが、そこなんだろうなって思います。寝るっていうのが、そういうチャンネルの切り替わりになる時期もあったんですけど、最近寝る時も「こうしたほうがいいな」とか「次はこのコンセプトで……」って、考えちゃうので。ゲームだと“違う人”になるじゃないですか。ゲームのキャラクターがいて、その世界の中で物を考えるから、現実的なものを考えなくてよくて。それが息抜きになっている時はあるなって思いますね。だから、クリエイターの中には、「寝るよりもゲーム」っていう方もいますね。寝る時間よりもゲームしているほうがリラックスする、という。

── 私も『Battlefield 3』をやったりするので、その気持ちはよくわかります。

大知:してる時、何も考えないじゃないですか? すごい好きですね、ゲーム。

※「FPS」とはファーストパーソン・シューティングゲームの略。『Call of Duty』シリーズは『Battlefield』シリーズと並んでFPSの代表的な作品
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