コールドプレイ『ライヴ2012』は、「90分におよぶ、感情の万華鏡」

ポスト
コールドプレイのコンサート・フィルム/ライヴ・アルバム『ライヴ2012』が11月にリリースとなる。これは2011年6月からスタートし300万人以上を動員した<『マイロ・ザイロト』ワールド・ツアー>を追ったドキュメント映像だ。

◆『ライヴ2012』トレーラー映像

監督は、アデルの『ライヴ・アット・ロイヤル・アルバート・ホール』やプロディジーの『ワールズ・オン・ファイア』を手がけたポール・ダグデールだ。『ライヴ2012』にはパリのスタッド・ドゥ・フランス、モントリオールのベル・センター、そしてバンドがピラミッド・ステージのトリを取り、圧巻のパフォーマンスを披露した<グラストンベリー2011>の映像が収録されている。

「『マイロ・ザイロト』ツアーは、バンド史上最高に楽しめたツアーだ。スタートからとても気分が高揚していた。それは一部にぼくらが音楽、LEDのリストバンド、花火、レーザーといったもろもろに自信を持っていたからだけど、いちばん大きかったのは、ぼくらがプレイした観客のすばらしさだ。長年のあいだに、ぼくらのファンはますますコンサート自体の一部になってきている。やかましくて、多種多様で、ソウルに満ちあふれ、おかげでぼくらが自分たちだけでやるときよりも、曲がずっとよく聞こえてくる。ぼくらは彼らからもらう信じられないようなフィーリングを、瓶詰めにしたかった。それできあがったのが、ぼくらのコンサート・フィルムだ」──クリス・マーティン

『ライヴ2012』の監督、ポール・ダグデールはこう語る。

「壮大であると同時に親密な感じのするフィルムをつくりたかったので、この上なくカラフルなコールドプレイのパフォーマンスに、飾り気のないスナップでアクセントをつけてみたんだ。映画は7万5000人収容のスタッド・ドゥ・フランスを中心に、世界各地のコンサートからの選りすぐりで構成している。これは基本的に人々に関する映画なので、バンドがステージと客席の境界をなくし、スタジアムの最前列から最後列まで、すべての人々に手が届くツアーをつくり上げていく過程に焦点を当てたいと考えたわけだ。これは90分におよぶ、感情の万華鏡だ。映画作家としてわたしが目指したのは、なによりもまず、観客の目をより大きく見開かせ、その心臓の鼓動を早めることだった」

『ライヴ2012』は、2012年11月21日(海外は11月19日)にリリースとなる。



コールドプレイ『ライヴ2012』
2012年11月21日日本発売予定(海外発売11月19日)
DVD/CD TOBW-3396 3,800円(税込)
ブルーレイ/CD TOXW-4005 4,800円(税込)

◆コールドプレイ・オフィシャルサイト
この記事をポスト

この記事の関連情報