【ライブレポート】<若草山 MUSIC FESTIVAL 2012>、秋の気配を感じさせるリラックスした9アーティストのパフォーマンス

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▲ココロオークション
▲日食なつこ
▲寺前未来
▲FUNKIST
▲井手綾香
▲高橋優
▲畠山美由紀
▲持田香織
▲かりゆし58
古代ロマンを受け継ぐ場所、奈良。古くは「伊勢物語」「古今和歌集」などの歌にも詠まれ、ピクニック地としても人気がある若草山で、2011年に続き2度目となる音楽の祭典<若草山 MUSIC FESTIVAL 2012>が開かれた。

◆<若草山 MUSIC FESTIVAL 2012>画像

出演したのは、持田香織を始め、ジャパニーズポップスシーンで活躍する実力派6組。さらに、アーティストの登竜門としての目的も持つことから、注目株3組もオープニングアクトで出演。奈良の街を一望できる芝生敷きの斜面を客席に、子供連れの家族など幅広い音楽ファン約3,000人が詰めかけ、リラックスした雰囲気の中、計9組のアーティストたちによるステージを楽しんだ。

オープニングアクトでは、メンバー4人のうち3人が奈良出身というメロディアス・ポップロックバンドのココロオークション、岩手県在住の日食なつこ、名古屋出身ながら現在関西在住という寺前未来が、それぞれのスタイルで個性を発揮して実力をアピール。

登場するや否や、持ち前のエネルギッシュなミクスチャー・サウンドで会場を沸かせたのがFUNKIST。2011年に続いて参加の井手綾香は、ポジティブなメッセージを込めたシングル曲「つばさ」などで豊かな表現力を披露。高橋優は雨男の汚名を返上するべく臨んだ野外ステージで、入魂のパフォーマンスを見せた。大人の女性らしい、しっとりとしたボーカルと郷愁感が漂う心地いいサウンドを聴かせたのが、畠山美由紀。ソロで出演した持田香織は、ナチュラルなステージングが印象的。繊細でフェミニンな歌声とともに、飾らない人柄がにじみ出るトークと笑顔で、さらにダンスも魅了。最新アルバム『manu a anu』に収録されている「tokyo hotaru」などを歌った。トリで登場したのは、かりゆし58。レゲエ、ロック、沖縄民謡などを昇華した開放的なサウンドと、心に染みる感動的な歌詞世界が際立つ「マットーバー」などで、会場を大いに盛り上げた。

日中、夏の日射しも感じながら、最後は秋の気配を感じさせる見事な夕焼けを臨めたこの日の若草山。終始リラックス感が漂っていたライブがこうして終了した。なお、この日の模様は、後日FM802の各番組で放送が予定されている。

ライター:金本真一
カメラ:田浦ボン

<若草山 MUSIC FESTIVAL 2012>
2012年9月16日(日)
@若草山麓特設ステージ(奈良県・雑司町)
出演:井手綾香、かりゆし58、高橋優、畠山美由紀、FUNKIST、持田香織
オープニング・アクト:ココロオークション、寺前未来、日食なつこ
MC:大抜卓人(『ROCK KIDS 802』『DELICIOUS FRIDAY』)、土井コマキ(『BEAT EXPO』/『MIDNIGHT GARAGE』)
●ココロオークション
1.ナゾノクサ
2.革命前夜
3.ヒカリ
4.蝉時雨
●日食なつこ
1.ビッグバート
2.跳躍
3.ヒューマン
4.茜のキャラバン
●寺前未来
1.徒歩5分
2.Happy Birthday
3.ハートビート
4.エルとアールのスウィング
●FUNKIST
1.ピースボール
2.NEWDAYS
3.愛のうた
●井手綾香
1.雲の向こう
2.あのね
3.ひだり手
4.ヒカリ
5.つばさ
●高橋優
1.陽はまた昇る
2.福笑い
3.旅路の途中
4.現実という名の怪物と戦う者たち
5.卒業
●畠山美由紀
1.愛にメロディ
2.ロマンスをもう一度
3.その町の名前は
4.Over The Rainbow
5.わが美しき故郷よ
●持田香織
1.Bolero
2.Pocket
3.静かな夜
4.Drop
5.tokyo hotaru
●かりゆし58
1.アンマー
2.ゆい
3.ナナ
4.マットーバー
5.さよなら
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