93歳のフォークシンガー、ピート・シーガーが新作2作をリリース、ボスとの共演も
93歳になったフォーク・ミュージック界のレジェンド、ピート・シーガーが、ニュー・アルバム2作品を9月25日にリリースする。ひとつはシンガー・ソングライターのローレ・ワイアットとの共作曲14曲を収録したオリジナル・ニュー・アルバム『ア・モア・パーフェクト・ユニオン』で、その中には、ブルース・スプリングスティーンをはじめ、トム・モレロ、スティーヴ・アール、エミルー・ハリス、ダー・ウィリアムズとのデュエット曲も含まれている。
CD発売元のアップルシード・レコーディングス代表ジム・マッスルマンは、ビルボードに次のようにコメントしている。「制作には2年費やしており、最近の政治や経済、環境問題に対するピートの考え方や意見を表現したアルバムなんだ」。「彼の精神を継承しているアーティストたちに集まってもらった。スプリングスティーンはまさにその1人であり、共演曲の“ゴッズ・カウンティング・オン・ミー...ゴッズ・カウンティング・オン・ユー”は、メキシコのガルフ湾で起きたオイル流出事件をテーマにしている。トム・モレロの最新アルバムは最高のポリティカル・アルバムだし、エミルー・ハリスのハーモニーはピートが最も愛しているものだよ」。
そして、もう1つのニューアルバムは2枚組の『ピート・リメンバーズ・ウディ』で、ウディ・ガスリーの生誕100年を記念し製作されたアルバムだ。ガスリーの曲をピート・バージョンで歌った曲を中心に収録しているが、「我が祖国」では曲の背景となった国中を放浪し歩いたエピソードなども紹介している。アルバムにはガスリーの息子であるアーロ・ガスリーらも参加。「ニューヨーク・タウン」ではシスコ・ヒューストンと共演している。
◆ニュース提供:ビルボード
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