シェール、ジョン・レジェンドら、トレイヴォン・マーティンの死に怒りを表明
2/26、近隣住人監視団長によってフロリダ州の10代の若者、トレイヴォン・マーティンが射殺されたが、犯人とされる人物が拘留もされず起訴もされなかったため全国的な怒りが巻き起こっている。22日朝、マーティンの両親によって署名運動が始められるとあっと言う間に100万人分が集まり、その中にはソーシャル・メディアでも声を上げている音楽界の大スターもいる。
「私たちはトレイヴォン・マーティンを忘れてはいけない!この美しい若者はFLAによって殺害され、殺人者はドラッグ・テストも受けずに自由になった!ひどすぎる」とシェールはTwitterに書いている。他にも、ワイクリフ・ジョン、フリー、ジル・スコット、モニカ、ジャネル・モナエ、ジョエル・マデン、ビッグ・ボーイ、チャックD、ルーツのクエストラヴ、ジョン・レジェンドらが声を上げている。ラッセル・シモンズのウェブサイト、グローバル・グラインドもこの騒ぎを大々的に取り上げている。
「殺人は非合法だ。捕まえられたら刑務所に行くんだ」とレジェンドは3/18に書いている。「こんなのは言語道断だ。その男は居心地良く家でくつろいでいるんだから」
モナエは先週何度も署名についてツイートしていた。「正義がもたらされるまで続けるつもり。私たちに対する人種的決めつけは終わらせなくてはいけない」
ケイシャ・コールは「彼にはこの若者の命を奪う権利などなかった」と書いている。
17歳のマーティンは2/26にオーランドの郊外、サンフォードの立ち入り禁止コミュニティで射殺された。近隣住人監視団長のジョージ・ジマーマンは若者が襲いかかってきたため自己防衛として撃ったと語った。警察はマーティンがスキットルズ(ボーリングのピンを使う遊び)の鞄とアイスティーの缶を持って家族の友だちの家に向かって歩いているところだったと述べた。
3/21、ニューヨークのユニオン・スクエアでジマーマンの逮捕を求めるデモがあった。被害者の両親はイベントの支持者に挨拶するために現れ、デモをマーティンが死んだときに身につけていたスウェットシャツにちなんで「ミリオン・フーディ・マーチ」と名付けた。
「私の息子は死ぬはずではなかった」とマーティンの父親、トレイシー・マーティンは語った。母親のシベリーナ・フルトンは「私の心は苦しんでいますが、みなさんの支援を見たことで変化が起きています」と群衆に語った。
◆ニュース提供:ビルボード
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