マシュー・スウィート、名作『ガールフレンド』を完全再現?

ポスト
2012年1月6日(金)、7日(土)にビルボード東京にて行なわれる日本公演を控え、マシュー・スウィートが、名作『ガールフレンド』を曲順通り全曲演奏再現することを明かした。

◆マシュー・スウィート画像

『ガールフレンド』と言えば、切ないメロディとシンプルかつパワフルな演奏でその後のパワー・ポップの方向性を決定付けた名作で、ロバート・クワイン(g)、テレヴィジョンのリチャード・ロイド(g)やヴェルヴェット・クラッシュのリック・メンク(ds)らがレコーディングに参加していたことでも話題になったもの。また、ハリウッド女優のチューズデイ・ウェルドの60年代のピンナップ写真を使ったジャケットも人気が高く、LP盤が高値で取引されていたほどだ。

「『Girlfriend』をオリジナルの曲順のままプレイするんだ。それだけだと時間が余っちゃうから、他のヒット曲もやるし、新作からも1、2曲やるつもりだよ。あの頃はまだガキで、スタジオが楽しくってしょうがないって感じだったな。あのアルバムが大好きだっていう人たちは、たぶん何か作品の中に訴えかけるものがあって、かつそれに感情的に反応してくれたんだと思うね。知ってるとおり、俺は日本が大好きだし、ファンも最高だ!いつも行くのを楽しみにしている。『ガールフレンド』を日本へ連れていくのが待ちきれないぜ!」──マシュー・スウィート

2011年はニルヴァーナ、パール・ジャムと続いたオルタナ20周年の年であったが、2011年を締めくくるパワーポップ永遠の一枚『ガールフレンド』を聴きながら公演を楽しみに待つこととしよう。

なお、今回の再現ライブを記念し、『ガールフレンド』にレア・トラックを多数収録のボーナスCDをセットした20周年記念盤『ガールフレンド+グッドフレンド』が、Blu-spec&紙ジャケット仕様で12月21日にリリースとなった。注目のディスク2『グッドフレンド』には、当時ラジオ局などにのみ配布された音源、宅録のデモ・トラック、ライヴ音源などレア・トラックが13曲収録されている。ニール・ヤングの「コルテス・ザ・キラー」、ジョン・レノンの「アイソレーション(孤独)」などのカバーも収録されており、聴きごたえたっぷりだ。

写真:Matthew Sweet

<MATTHEW SWEET plays GIRLFRIEND日本公演>
1/6(金)1st 19:00 / 2nd 21:30
1/7(土)1st 18:00 / 2nd 21:00
@六本木・ビルボードライブ東京

『ガールフレンド+グッドフレンド』
来日記念 完全生産限定盤Blu-spec盤 紙ジャケット2枚組仕様 SICP-20308~9 \3,000(税込)
※トリプル解説(英文ライナーノーツ訳/宮子和眞/石川真男)、歌詞対訳付き
※この商品は、2006 年にリリースされた『ガールフレンド・レガシー・エディション』と同じマスター音源を使用。

◆マシュー・スウィート・オフィシャルサイト
この記事をポスト

この記事の関連情報