号泣と爆笑と。小川紗季は最後まで小川紗季らしくスマイレージを卒業

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8月27日、名古屋東別院ホールにて、5人のサブメンバーが加わったばかりのスマイレージが、6枚目のシングル「有頂天LOVE」のCD購入者特典イベントを行なった。すでに多くの方がご存知のとおり、この日のイベントをもって、スマイレージの初期メンバー・小川紗季が、スマイレージおよびハロー!プロジェクトから卒業。最後は涙と、そしてスマイレージの名前に込められた想いのように、笑顔の花が咲いたイベントとなった。

◆スマイレージ画像@2011.08.27@名古屋東別院ホール

この日、3回公演となったこのイベントは、CDに封入されたシリアルナンバーで当選したら参加が可能。運良く参加権を手に入れて会場入りしたファンは、超満員の約1300人。そして会場入り口付近には、開演前から多くの人だかりができていた。

オーディエンスの誰もが小川紗季の卒業を惜しむ雰囲気の中、イベントは、最新曲の「有頂天LOVE」でスタート。今回はサブメンバー5人は参加せずに初期メンバーのみ。和田彩花、前田憂佳、福田花音、そして小川紗季。4人の登場でオーディエンスからは大歓声が上がる。

曲間のMCで小川紗季は、「今までたくさんの応援、本当にありがとうござました。これからは普通の女の子としてスマイレージを応援します! 今日は最後の最後まで大盛り上がりで行きましょう!」と、笑顔で挨拶する。また、リーダーの和田彩花は「この4人でのスマイレージは今日で最後ですが、新しく加わったメンバーと一緒に、さらにパワーアップするように24時間年中無休笑顔でがんばります! スマイレージの第二章が始まりますので、応援よろしくお願いします。」と意気込みを語った。

3回公演で用意されていたセットリストは、公演ごとに異なる3種類。いずれも、これまで4人で決して平坦ではなかった道を歩んできたスマイレージの集大成を表現するかのような楽曲構成。「スキちゃん」では、大「紗季ちゃん」コールが巻き起こるなど、会場は終始、熱く盛り上がった。

そして終盤に差し掛かり、あらためてのMCコーナーに。笑顔でいた4人も最後には涙をこらえることができなくなり、ステージ上で涙を見せる。小川紗季は、和田彩花、前田憂佳、福田花音との思い出を、涙に濡れながら、(湿っぽいのはあまり得意ではないので)途中を端折ろうとしたのを前田憂佳に鋭くツッコまれて笑いながら、集まったファンに挨拶。そんな4人が泣き笑う姿を前に、ともに歩いてきたスマイレージのファンからもすすり泣きが聞こえる。

そして「サキチィー!」コール。

イベントは、最終3回目ステージのみサプライズアンコールが用意されていた。スマイレージの小川紗季としてラストとなった曲、それは、彼女たちのインディーズ時代のデビュー曲である「ぁまのじゃく」。4人はスマイレージとして歩みをはじめた曲を最後にしっかりと歌いあげて、ライヴイベントを終えた。

また、ライヴ終了後はスマイレージの小川紗季として最後の握手会を行ない、小川は、涙に濡れた笑顔で、ファンひとりひとりを見送った。

小川紗季のイメージカラーである黄緑に染まった客席。ファンひとりひとりが、小川紗季へのこれまでの感謝と今後の幸せを願って灯した、そのやさしい光は、きっと、小川とスマイレージの未来をいつまでも照らし続けてくれるはずだ。

今後、スマイレージは9月28日に新メンバーを加えての7枚目のシングル「タチアガール」をリリース。9月10日より東名阪3ヶ所8公演での<スマイレージコンサートツアー2011秋~逆襲の超ミニスカート~>を、そして広島、香川、福岡、新潟の4ヶ所12公演での<スマイレージライブハウスツアー2011秋~逆襲の超ミニスカート・ミニ~>開催を予定している。

「4人のスマイレージが好きだって言ってくれたファンの人は、ちょっと悲しい気分になってしまうかもしれないですけど、私たちは、4人だったスマイレージを忘れたわけじゃないし、忘れない。これからは新生スマイレージとして頑張っていくので、紗季ちゃんの応援も、私たちの応援も、よろしくお願いします。」── 前田憂佳

「応援してくださったみなさんに感謝します。本当にありがとうございました。これからは、ちゃんと人生を、自分の決めた道を、悔いの残らないように生きていきたいと思います。小川紗季でした、ありがとうございました!」── 小川紗季

◆スマイレージ オフィシャルサイト
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