hideの幻想世界をモチーフに彼の楽曲だけを使った「オリジナルROCKミュージカル」が開催

ポスト
hideの残した素晴らしい作品群が、ROCKミュージカルとしていま蘇る。hideの13回忌に贈る、hide楽曲のみを使った空前のROCKミュージカル『ピンク スパイダー』が3月に上演されるのだ。

◆hideの幻想世界をモチーフに彼の楽曲だけを使った「オリジナルROCKミュージカル」~拡大画像~

hideが空に旅立ってから12年の月日が流れ、13回忌のメモリアルイヤーに、彼の楽曲だけを使ったミュージカルを上演するプロジェクトが始動した。「ピンク スパイダー」をリリースした際に、とあるインタビューで彼はこんな話をしている。

「ピンク スパイダー」の話はシングルでは完結してないの。アルバムに続くの。虫の蜘蛛が飛んでいたら空の雲になっちゃうんだけど、結局自分のジェットで飛んだんだけど、雲のように流れたことが飛躍できたことなのか、結局空っていう世界のちっちゃい歯車になったのかっていう疑問を残しつつシングルは終わってるの。それがネガティブなのかポジティブなのかはアルバムまでのお楽しみっていう。写植終わっていないからわかんないけど、そこを虫部に雲っていう造語にしようかなと思ってる。(中略)俺も作ろうかな、ロックオペラ」

3月8日~27日にわたって上演させるこのROCKミュージカルは、多くのhideを愛した人たちと、まだhideを知らない人たち、そして、空の上のhideに捧げるロックミュージカルとして、hideのベストチューンで炸裂する。hideの生涯を追うようなドキュメンタリーものではない。hideの幻想世界をモチーフにhideの楽曲を全面的に使い、hideが音楽に込めた愛、そしてhideの頭の中をのぞく、そんなミュージカルを目指して制作が行なわれているのだ。

あらすじを紹介しておこう。

とあるライブハウス。物語はそこから始まる。同じ会場に居合わせた『エス』と『メル』。だがお互いのことは知らない。ひょんなきっかけで二人はいつの間にか蜘蛛の巣状にちりばめられたPSYCHOMMUNITYと呼ばれる架空の世界と現実の世界を行き来するというものだ。

キャストは、エス役に、武田真治と渡部豪太のWキャスト、メル役に南沢奈央と高橋瞳のWキャストとなる。バンドはdefspiral。さらに、Jが友情出演するのも見どころの一つ。音楽監督はX JAPANの活動もサポートするiNAが務める。Jからのメッセージが公開されているので、それを紹介しておこう。


さらに、ヘッドワックスオーガナイゼーションの代表取締役、松本裕士氏とプロデューサーの池田道彦氏からのメッセージも以下に紹介しておこう。

「hideの楽曲を使ったミュージカル!?そんなことが可能なのか?と最初はそう思いました。13回忌メモリアルイヤーの最後のイベントとして、hideの音楽をミュージカルという初めての表現方法で伝えること、またhideを知らない人にhideの音楽に触れていただく機会としても、「ミュージカル」て面白いんじゃないかって思いました。hideが旅立ってからもうすぐ13年が経とうとしています。このミュージカルを通じて、日本で生まれ育ったロックスターがさらに多くの人たちへと繋がって行けることを願ってます。ROCKミュージカル ピンク スパイダーの出演者のみなさん、関係者のみなさん、hideの楽曲で大暴れを期待し、そして感謝しております。ever free」──ヘッドワックスオーガナイゼーション 代表取締役 松本裕士

「hideさんの楽曲20数曲を使ったROCKミュージカル。これは通常のカタログミュージカルには出来ないと思いました。それからhideさんのDVD、CD、写真集、本などに埋もれる日々がしばらく続きました。気づかないうちにhideさんの世界観にシンクロしていたような気がします。傍にhideさんがいて彼の頭の中を見せてもらっていたような…。その中から浮かんできたのは「ピンク スパイダー」です。hideさんが考えていたかもしれないミュージカルで、hideさん本人のストーリーではなくあくまでオリジナルストーリーです。「ピンク スパイダー」とは虫へんに雲と書く虫雲(ピンク スパイダー)です。男と女がサイコミュニティーを体験することにより明日の夢が見えてくる話です。徐々に色々な方々が13回忌というメモリアルイヤーを締めくくる為に集結しだして・・・。hideさんを知っている人々、大ファンの方々、まったく興味がない人達、全ての人にご覧頂きたい舞台です。hideさん+東京グローブ座という違和感があるかもしれないのですがその不思議な空間でロック・ミュージカル「ピンク スパイダー」を体感して頂きたいと思っています」──アトリエ・ダンカン代表取締役社長/プロデューサー 池田道彦

ABBAの『mama mia』、QUEENの『We will rock you』、プレスリーの『ALL SHOOK UP』、GREEN DAYの『American Idiot』。そしてhideの『ピンク スパイダー』が、この輝かしき舞台の歴史の一つに加わる。これを見逃すことは絶対にできない。

■公演概要
【東京公演】
公演日程:2011年3月8日(火)~3月27日(日)
公演会場:東京グローブ座
チケット発売日: 2011年1月15日(土)
チケット料金: 9,000円(全席指定・税込)
【チケット取り扱い】e+ http://eplus.jp
チケットぴあpia.jp/t
0570-02-9999(Pコード:408-614)
ローソンチケットhttp://l-tike.com/
0570-084-003(Lコード:33320)
0570-000-777(音声対応)
0570-000-407(演劇・クラシックオペレーター)
CNプレイガイド0570-08-9999
[問]サンライズプロモーション東京0570-00-3337

◆ROCKミュージカル『ピンク スパイダー』

この記事をポスト

この記事の関連情報