ネオ・ヴィジュアル系のスペシャル・イベントライブ<ロッキンママPRESENTS ~サイケデリックパーティー~>放送決定

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メジャー、インディー・シーンを問わず、常に活性化し続け、独自進化の著しいジャンルがヴィジュアル・ロックだ。ヴィジュアル面のインパクトのみならず、メロディラインの美しさや独特の世界観によって、日本国内だけではなく、ヨーロッパや北欧を中心に海外でも日本の代表的な文化として確立しつつある。近年ではアニメのテーマ・ソングなど多彩な広がりを見せているが、そんなネオ・ヴィジュアル系の注目株が一堂に会し、パフォーマンスの美を競うライブ・イベント<ロッキンママPRESENTS ~サイケデリックパーティー~>が10月27日・28日に開催された。

◆<ロッキンママPRESENTS ~サイケデリックパーティー~>~拡大画像~

27日のSHIBUYA-AXには、オープニングアクトのA(エース)を含む、FEST VAINQUEUR、HERO、AYABIE、ViViD、DaizyStripperの6組が出演し、それぞれの個性を発揮したステージで観客を魅了した。

この模様が、WOWOWで11月29日(月)深夜1:30~オンエアされる。

まずはA(エース)が、バイオリンを用いた叙情的な演奏で「残酷な天使のテーゼ」のカバーなど3曲を披露し、オープニングアクトとしては充分過ぎるほどに会場を温めると、そこへ“ロッキンママ”こと、レポーターの東海林のり子が登場。プレゼンターとしてこのイベントにかける想いを語りつつ、WOWOWの番組で放送される出演アーティストへのインタビューもステージ裏で行うことを明かし、今回の番組が表も裏も見せるスペシャルものとなることを伝えた。

そんな特別な夜のトップバッターを務めたのは、今年4月にSINCREAとしての活動に終止符を打つも、新バンドを結成し、再スタートを切ることになったFEST VAINQUEUR。激しいロックチューン「CORE BUST」を皮切りに4曲を披露し、新バンド結成後の初ステージではあったが、観客の温かい拍手にも迎えられ、これからのさらなる活躍を予感させた。

二番手は、HERO。ひとくちに“ヴィジュアル系”と言っても、中世ヨーロッパなどを彷彿とさせる荘厳なイメージを持つものから、いわゆる“イマドキ”のカワイイ系と言われるようなものまで、見た目も曲調と同じく多種多様だが、HEROはその親しみやすくポップセンス溢れる楽曲のイメージに沿うような、カジュアルで可愛らしい衣装で登場。一方で見た目とは裏腹の毒舌MCで観客を煽り、ラストの「超過激愛歌」まで体の中の音符が踊り出すような楽しいステージを見せてくれた。

三番手となったのは、結成されたばかりのAYABIE。ボーカルを夢人が務め、全5曲をAYABIEとしての新曲で攻める。これまでの演奏力の高さはそのままに、新バンドとして方向性もしっかり見せ、今後の活躍を期待させる堂々たるステージだった。

四番手には、満を持してViViDが登場。2011年1月にメジャーデビューすることが決まり、インディーズ最後のワンマンライブとなる渋谷C.C.Lemonホールで公演のチケットも即完売と、勢いに乗る彼等。そんな勢いそのままのハードでスピード感あふれる演奏で、途中、ギター零乃のストラップが切れるというアクシデントがありつつも、最後まで圧倒的なバンドの力を見せ付けた。

そして、本イベントのラストを飾ったのは、DaizyStripper。メロディアスな楽曲から激しい縦ノリの曲まで、バンドのふり幅を存分に発揮し、観客を引き付ける。「全世界へ」とメンバーがMCで述べた通り、キャッチーなメロディと特徴ある夕霧の歌声は、日本という枠を超えて伝わることだろう。アンコールの「STAY GOLD」まで全7曲を披露し、個性的なバンドの競演となった熱狂的なこの夜を締めくくった。

最後、再びステージに現れた東海林のり子は、その興奮冷めあらぬ中、今回のイベントと出演者の魅力を熱く語ってくれた。

この日の模様と翌日10月28日に行われた同イベント2日目の模様が、11月29日(月)深夜1:30よりWOWOWにて独占放送される。東海林のり子のインタビューも交える今回の放送は、出演アーティストの表も裏も見ることの出来るまたとない機会。ファンならずとも必見だ。

ライブW『ヴィジュアル ロック サミット ロッキンママPRESENTS ~サイケデリックパーティー~』
11月29日(月)深夜1:30~ WOWOWでハイビジョン放送

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