FBI、ジョン・レノンの指紋カードを押収

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FBIが、ニューヨークのメモラビリア販売業者からジョン・レノンの指紋カードを押収した。同カードは、ジョン・レノンが1976年、アメリカの永住権取得を申し込む際に作られたもの。今週末、オークションにかけられる予定だった。

ニューヨークにあるショップ、GOTTA HAVE IT!は、オークションに先駆けその指紋カードをメディアに公開。すると、すぐにFBIや国土安全保障省から問い合わせがあったという。FBIはその直後、召喚令状をたずさえ店を訪れ、指紋カードを押収していったそうだ。

FBIは政府が保有しているべき書類がどういった経緯で流出したのか、調査したいという。FBIのスポークスマンは「ジョン・レノンだからどうこうというわけではない。政府の文書だからだ」とBBCに話している。

BBCによると、1991年にサザビーズで似たようなカードがオークションにかけられたものの、これはオリジナルではなく、ジョン・レノンが写しにサインをし警官にあげたものだったという。

GOTTA HAVE IT!では今週末、ジョン・レノンの誕生日にあわせ、90品以上のビートルズ・メモラビアをオークションにかける。押収されてしまった指紋カードは、最低落札価格10万ドル(約820万円)で出品される予定だった。

Ako Suzuki, London
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