ポール・マッカートニー、オバマ大統領夫人にセレナーデ

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水曜日(6月2日)、ポール・マッカートニーがホワイトハウスにて、オバマ大統領よりガーシュウィン・アワードを受賞、スペシャル・パフォーマンスを行なった。同アワードはアメリカ議会図書館(Library Of Congress)がもうけたもので、長期に渡りポピュラー音楽に貢献してきた作曲家/パフォーマーに贈られる。マッカートニーは、ポール・サイモン、スティービー・ワンダーに続く3人目の受賞者となった。

90分に渡るパフォーマンスは、マッカートニー自身による「Got To Get You Into My Life」でスタート。つづき、スティービー・ワンダー、ジョナス・ブラザーズ、ジャック・ホワイト(ホワイト・ストライプス)、コリーヌ・ベイリー・レイ&ハービー・ハンコック、エルヴィス・コステロ、デイヴ・グロール(フー・ファイターズ)ら豪華ゲストが「Drive My Car」「Blackbird」「The Long And Winding Road」「Penny Lane」などのビートルズ・コレクションをプレイし、マッカートニーの功績を称えた。

その後、ステージに戻ったマッカートニーはスティービー・ワンダーとのデュエット「Ebony And Ivory」を披露。そして「ホワイトハウスでプレイしたくて仕方なかった」という「Michelle」をパフォーマンス、同名の大統領夫人に捧げた。同曲には「アイ・ラブ・ユー」を連呼するパートがあるが、マッカートニーは演奏後「大統領に殴られる初の人物になるな」とジョークを飛ばしている。

ちなみにマッカートニーが同トラックを演奏中、オバマ大統領はとなりに座る夫人を見つめながら曲を口ずさむという微笑ましい光景が見られた。

マッカートニーはこのほか、「Eleanor Rigby」「Let It Be」「Hey Jude」などをプレイ。ラストの「Hey Jude」ではオール・キャストほか、オバマ大統領もステージに上がりパフォーマンスに加わった。

数々の名曲を生み出してきたマッカートニーは、曲作りの過程について「ブラックホールからスタートし、運がよければ数時間後、そこで曲が待っている。その神秘、その魔法はいまでも同じだ」と話している。

Ako Suzuki, London
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