スラッシュ「トム・ヨークに電話する勇気がなかった」

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スラッシュは、ソロ・デビュー・アルバムでレディオヘッドのトム・ヨークとコラボしたいと考えたものの、断られるのが怖くて電話できなかったそうだ。

彼はこう明かしている。「まず最初は、イギー(・ポップ)やオジー(・オズボーン)、レミー(モーターヘッド)みたいによく知ってる人たちに電話したんだ。彼らに電話するのは問題ないって思った。それから、キッド・ロックみたいなバーでジャムしたことある人たちだ。でも、知らない人に頼むのは怖気づいた。トム・ヨークに「Saint Is A Sinner Too」を歌ってもらいたかったんだ。でも、彼に電話する勇気はなかった」

結局、同トラックはRocco DeLuca and the Burdenのシンガー、ロッコ・デルーカが歌うことに。「彼(ヨーク)が承諾してくれるとは思えなかった。で、友達がロッコを薦めてくれたんだ。素晴らしい発見だったよ」

スラッシュはまた、このアルバムを亡くなった母に捧げるとも話している。彼の母親はアルバム制作中の2009年夏に肺がんで亡くなった。「俺の母親は、俺の1番のファンだった。そして、すごくサポートしてくれた。俺がギターを手にしたとき、ホッとしたと思うよ。ホントに厄介なガキだったからな。このアルバムは彼女に捧げる。これを作っていたとき、母は病を患ってた。そして、彼女がどれだけ完成を願っていたか、わかっているから」

この夏、サマー・フェスティヴァルに忙しいスラッシュは、UKではダウンロード、グラストンベリー・フェスティヴァルでパフォーマンス。日本ではサマーソニック2010でプレイする。

Ako Suzuki, London
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