ザ・フー、ピート・タウンゼントの渡米をめぐり、親に警告書が配布される

ポスト
ザ・フーが2月7日にフロリダで開かれるスーパーボールのハーフタイムでプレイするが、7年ほど前、児童ポルノのサイトにアクセスし逮捕されたピート・タウンゼント(G)の訪米にいくつかの児童保護団体から抗議の声が上がっている。

クレジットカードを利用し画像を見たことを認めたタウンゼントは、起訴されることはなかったものの、5年間、英国内の性犯罪者リストに登録されることになった。

Protect Our Childrenがタウンゼントのビザを許可しないよう入国管理局に要請したのをはじめ、Child Abuse Watchは、ナショナル・フットボール・リーグにタウンゼントをショウに出席させないよう書簡を送った。Protect Our Childrenは「彼が有罪判決を受けたわけじゃないのは承知している。しかし、英国の性犯罪者リストに登録された。アメリカでは性犯罪者リストには一生登録されるものだ」と話している。

しかしどちらの抗議も聞き入れられずザ・フーのパフォーマンスが決定したいま、Protect Our Childrenはスーパーボールが開かれるスタジアム周辺の住人に性犯罪者が訪れることを知らせる警告書を配布したという。

これにはタウンゼントの写真入りで、こう書かれている。「タウンゼントは児童ポルノに関連する違法行為で2003年、自国で性犯罪者として登録された英国市民です」「タウンゼントは逃亡者ではありません。彼はザ・フーとして知られるバンドとスーパーボールでパフォーマンスするため、2月7日、マイアミに姿を見せます」

ナショナル・フットボール・リーグのスポークスマンは、英国の警察は彼を無罪放免としているとし、ザ・フーのパフォーマンスは予定通り行なわれるとコメントしている。

ピート・タウンゼントは、児童ポルノのサイトにアクセスしたのは性的虐待を受けた幼少時代の自伝執筆のリサーチのためだったと説明していた。

Ako Suzuki, London
この記事をポスト

この記事の関連情報