ロジャー・ダルトリー「生きている間にキース・ムーンの映画を作り宣伝活動をしたい」

ポスト
Photo: Tom Wright, Trinifold

2年以上前に制作が決まったと報じられていたザ・フーのドラマー、故キース・ムーンの映画について、ロジャー・ダルトリーが最新の情報を伝えた。

2022年2月、映画はロジャー・ダルトリーとピート・タウンゼントがエグゼクティブ・プロデューサーを担い、『ザ・クラウン』『ホワイトハウス・ファームの惨劇~バンバー家殺人事件~』などを手掛けてきたポール・ウィッティントンが監督、映画『あなたを抱きしめる日まで』(2013年)でアカデミー賞にノミネートされたJeff Popeが脚本を執筆し、同年6月に英国で撮影を開始する計画だと報じられていた。

しかしながら、実際にはそこまで順調に進んでいなかったそうだ。ダルトリーは最近、『Ultimate Classic Rock』のインタビューでこう話している。「脚本はある。いま、監督を模索しているところだ。可能な限り最高の監督を確保したい。優れた監督たちは常に何かを制作中だからね」「(キャスティングは)監督ぬきにはできない。脚本も最終稿とは言えない。それも監督と取り組まなくてはならないからだ。どうやって撮るか、彼のヴィジョンに合わせなくてはならない」「だから、いま僕らが待ち望んでいるのは監督だ。そこから前に進む」

ダルトリーは、この映画が完成し公開されるまでリタイア生活は送れないようだ。「自分がまだ生きている間に映画を制作し、宣伝活動を行いたい」と話している。

今年9月で、キース・ムーンが32歳の若さで亡くなってから46年が経つ。ダルトリーは3月に80歳となった。

Ako Suzuki
この記事をポスト

この記事の関連情報