ホッキー、初来日公演で変幻自在のパフォーマンスを披露

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2009年初頭から英米プレスが絶賛し、日本でもデビュー・アルバム『マインド・ケイオス』輸入盤セールスが好調だったホッキー。数多くのフェスに出演し、ダンサブルなロック・サウンドを磨いてきた彼らが、1月6日の『マインド・ケイオス』国内盤リリース直後のタイミングで初来日公演を行なった。

渋谷CLUB QUATTROの照明が落ちると、「HELLO」と書かれた白いTシャツに、鳥の羽のピアスを左耳に下げたベンが登場。どこかピーターパンを思わせるようなナイーヴなルックスに、ハスキーな色気のある声。ギターを弾きながら、そしてマイクを握り締めながら歌うその姿に、女性ファンから何度も「I love you, Ben!」という声が飛ぶ。

髭を蓄えた長身のブライアンとローリング・ストーンズのTシャツを着たジェームに、黒いハンチング姿のアンソニー。東京のステージは、アルバム4曲目でシニカルな歌詞の「ワーク」、そしてメロディが印象的な「ラーン・トゥ・ルーズ」でスタートした。

ポップなメロディーの大人気ファースト・シングル「ソング・アウェイ」が流れると、歓声が沸き起こり、「これは東京の歌だよ」というMCに続いて始まったのは「カース・ディス・タウン」。赤い照明を浴びたファンキーなナンバーに、会場の温度もますます上がっていった。

アンソニーの重いドラムと、サポート・キーボードのノイジーなイントロに続いて流れたのは「3 AM SPANISH」。曲名通り、会場の雰囲気は午前3時のクラブに変貌。ギターを置いたベンはハンドマイクを手に、右手でファンを煽りながらラップ風に畳み掛けるように歌詞を吐き出す。ブライアンとジェームが奏でる切れの良いアグレッシヴなカッティングが緊張感を高める。そのまま、ヒット中の2ndシングル「トゥー・フェイク」でポップに盛り上げ、「プット・ザ・ゲーム・ダウン」で本編の幕を閉じた。

アンコールでは「エヴリワンズ・ザ・セイム・エイジ」をメランコリックに聴かせながら、激しいダンス・ビートに突入。ベンはマイクを握り締め、ファンを煽り、躍らせロックさせて約60分のショウが終了した。

アルバム・タイトルの『マインド・ケイオス』通り、一筋縄ではいかない多彩な音楽をホッキー流にアレンジしてみせた彼ら。日本公演後、オーストラリア、ニュージーランド、ヨーロッパそして北米へとツアーは続いていく。

<ホッキーライブ>
2010年1月25日(月)
@東京渋谷クラブクアトロ
1.ワーク
2.ラーン・トゥ・ルーズ
3.ワナ・ビー・ブラック
4.ゲット・マリード・レイト
5.ソング・アウェイ
6.カース・ディス・シティ
7.フォー・ホーリー・フォトズ
8.3 AM スパニッシュ
9.トゥー・フェイク
10.プット・ザ・ゲーム・ダウン
アンコール
1.エヴリワンズ・ザ・セイム・エイジ
2.プリーチャー

Live photo by Yoshika Hoirta

『マインド・ケイオス』
2010年1月6日発売
TOCP-66929 スペシャル・プライス 2,300円(税込)

◆ホッキー・オフィシャルサイト
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