音楽で意思表示を。地球温暖化対策を訴える「Beds Are Burning」無料配信中

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コフィ・アナン前国連事務総長の呼びかけでレコーディングされた、地球温暖化への対策を訴える「音楽署名運動」チャリティソング「Beds Are Burning (Tck Tck Tck)」が、iTunesで現在無料配信されている。

この曲は、オーストラリア出身で80年代に世界的なヒットを飛ばしていたミッドナイト・オイルの同名代表曲をカヴァーしたもの。12月にコペンハーゲンで開かれる<国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)>に出席する世界各国首脳への働きかけを狙いに、ファーギー(Black Eyed Peas)、リリー・アレン、デュラン・デュラン、マーク・ロンソン、ジェイミー・カラム、オール・アメリカン・リジェクツ、スコーピオンズ、ボブ・ゲルドフ、ユッスー・ンドュール、エリック・セラといった多数のアーティストに、ミラ・ジョヴォヴィッチ、マリオン・コティヤール、ジェット・リーといった俳優陣、そしてノーベル平和賞受賞者のデズモンド・ツツ元大主教など、世界中から60を超えるアーティスト、著名人が参加している。この曲の配信は海外オフィシャルサイト以外ではiTunesのみ、しかも11月13日までの期間限定となっている。

なお、この曲をダウンロードすると、彼らの活動に賛同する“署名”をしたということになるとのこと。キャンペーンをリードする人道支援団体「グローバル人道フォーラム(Global Humanitarian Forum)」のコフィ・アナン議長は「これは世界のリーダーに決定的な行動を起こすよう促すために作られた初めての音楽による請願である。これはインターネット世代にとってのバンドエイドになれると信じている」と、コメントしている。

音楽の力だけでは地球は救えないかもしれない。しかし、音楽によって、各国の代表に“地球を救いたい、地球を救ってほしい”という、あなたの意思を示すことができるのだ。

ちなみに余談だが、ミッドナイト・オイルのフロントマンだったピーター・ギャレットは、現在、オーストラリアの環境大臣を務めている。

◆iTunes Store「Beds Are Burning (Tck Tck Tck)」(※iTunesが開きます)
◆BARKS iTunes チャンネル
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