80年代ハード・ロック直系アデリタス・ウェイ、日本上陸

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ラスヴェガス発のハード・ロックンローラー5人組、アデリタス・ウェイが、アルバム『アデリタス・ウェイ』を9月2日にリリース、日本デビューとなった。

フー・ファイターズのような力強さ、ニッケルバックのような安定したドライヴ感と埃っぽさ…、ハードな8ビート、男臭い骨太さと時に胸に刺さるキャッチーさに魅力を感じるリスナーであれば、アデリタス・ウェイはど真ん中に突き刺さるだろう。ギタリストは2人。レスポールのサンバーストとゴールドトップを抱え、ひとりはEVH 5150 III、もうひとりはMarshall JCM900を2台のスタックで鳴らすといえば、イメージが沸くであろうか。

フィラデルフィアのスラム街から脱け出したヴォーカルのリック、10代ながらブルージーなギター・スタイルのクリス、へヴィなドラムを叩くカリフォルニア出身のトレヴァー、オズフェスト出演バンドSHUVELに在籍していたNYのベーシスト・デレク、ウェスト・ヴァージニアのギタリスト・キースという5人が、ラスヴェガスに集結。クラシック・ロック/インディ・ロック/ハード・コアからの影響を融合したサウンドがアルバムに封入された。プロデュースには、ディスターブド、3 ドアーズ・ダウンらを手掛けたグラミー賞ノミネーション・プロデューサー、ジョニー・Kらを迎え制作されたようだ。

1stシングル「インヴィンシブル」はそのパワフルなイメージに相応しく、米プロレス団体WWEの人気TV番組『WWE Superstars』テーマ曲として春から毎週全米TVでオンエア中となっており、5月には米人気ドラマ『CSI:マイアミ』のTV-CMにも起用されている。

メイン・ソングライターのリック、クリス以外にも、デイヴ・バセット(SHINEDOWN、Howard Jones他)、ブライアン・ハウズ(HINDER他)、マーティ・フレデリクセン(AEROSMITH、Def Leppard、Motley Crue、オジー・オズボーン他)といったUSロック・シーンのヒット・ソングライター/プロデューサーが数曲で共作を果たし、アルバムに華を添えている。

彼らが影響を受けたアーティストは、フー・ファイターズ、ガンズ・アンド・ローゼズ、ニッケルバック、スリー・デイズ・グレイス、ブレイキング・ベンジャミン、デフ・レパード、モトリー・クルー…と語る彼ら。なるほどここには、攻撃性と美メロ、毒と影、リフの美味しさとコーラスの気持ちよさ、そしてやんちゃなキャッチーさに理屈無き王道の8ビートが見え隠れする。

10 YEARSらとの全米ツアーを経て、7月14日に全米リリースされたこのデビュー・アルバムは、Top New Aritst Album chartで初登場16位を記録し、全米では大きな話題となっている。もちろん、その波はここ日本ではもっと大きなビックウェイブとなるだろう。

9月2日にリリースされた日本盤にはボーナス・トラックが1曲追加され、1stシングル「インヴィンシブル」ビデオがCDエキストラ仕様で収録されている。

『アデリタス・ウェイ』
9月2日発売
TOCP-66909 ¥2,500(税込)

◆アデリタス・ウェイ・オフィシャルサイト
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