lego big morl、アグレッシブでストレートなナンバーにチャレンジした意欲作「溢れる」リリース記念大特集
キャッチーなコトバとメロディ16ビートを取り入れて疾走感に溢れ
パワフルな力強いサウンドが完成
スケールの大きなロックサウンドでファン層を拡大しつつあるlego big morl。2ndシングルとなる「溢れる」は、あえて1つのスタイルであるトリッキーなグルーブを封印し、アグレッシブでストレートなナンバーにチャレンジしたという意欲作。地元大阪を離れて全国を回った初のワンマンツアーでも好評だったこの曲を引っ提げ、今年はlego big morlが各地の夏フェスを荒らし回る。⇒特集TOPへ
INTERVIEW
アサカワヒロ(以下アサカワ):では僕はベースのヤマモトシンタロウを紹介します。彼は大阪でもすごく南の富田林在住です。
ヤマモトシンタロウ(以下ヤマモト):そこからかよ(笑)。
アサカワ:彼とはバンド結成のときに知り合ったんで、3年ちょっとの付き合いです。たまにワケのわからないことを言ったりもするけど、基本的にはマジメというか、このバンドの中では一番のしっかり者。しおりを作ったりパソコンを使ったりできるし、バンドのまとめ役ですね。
ヤマモト:僕はギターのタナカヒロキの紹介を。彼とは高校2年間クラスメートでした。授業中の早弁をすぐ先生に見つかって、“ヒロキ、出せっ”っていつも言われてた(笑)。その頃は音楽の話はほとんどしたことなくて、スノボーとか、サッカーの話とかばっかり。今、歌詞はほとんど彼が書いてるんですけど、そこにも表われてるような性格で、思ったことをストレートに言わない。ホンマに思ってることじゃなく回り道して、しかもちょっと上から目線(笑)。あと僕は羽曳野なんで、いつもどっちが田舎だとか言い合ってます。
タナカヒロキ(以下タナカ):僕とヤマモトとヴォーカルのカナタタカヒロは高校が一緒、カナタは僕と一番付き合いが長くて、今や人生でもっとも一緒にいる人っていう感じ。カナタは何考えてるかわからないヤツです(笑)。何考えてるかわからないってことはわかるようになったけど、その中身はわからない。なんせ気分屋なんで。今楽しそうにしてても次の瞬間全然そうじゃない。“今日はオレ曲できる気がする”って言ってた1分後には、“もう今日はギター触りたくない”とか言う(笑)。
カナタタカヒロ(以下カナタ):ドラムのアサカワヒロ君は、けっこう一人の時間を好む、自分の時間を持ちたいタイプの人。ホテルで部屋で寝るよ、って戻ったはずなのに、部屋に行ったら誰もいない(笑)。レコーディングで最後のヴォーカル録りのときに、“あれ、どこ行った?”ってこともよくある。でも彼は一番社交的というか、人懐っこいというか。誰とでもすぐ仲良くなって帰ってくるんです。
アサカワ:ホントは人見知りなんですけど(笑)。頑張ろうと思って一生懸命しゃべってるうちに仲良くなれるっていう。
カナタ:アサカワは前向きというかポジティブな性格ですね。僕のヴォーカル録りのときにも、がんばれ!って言うてくれたり、ずっと勇気づけてくれる。
ヤマモト:その5分後には寝てるけど(笑)。
タナカ:ツアーもワンマンも初めてだったんで、すべてが新鮮で勉強になりました。リハの仕方から本番中、その後の過ごし方まで含めてすべて。それがこれからのツアーにもつながると思います。
アサカワ:終わってみて思うのは、責任感が出てきたと。一時期は、ちょっとフワフワしてて悩んだりもしてたんですけど、危機感を持ったほうがいいってスタッフに言われて、それからみんなで話し合ったり、ワンマンツアーを前にリハーサルですごく詰めたりしました。まだ課題になってることも残ってるけど、そのおかげで抜け出せたところもあるんで、危機感というか責任感のようなものをすごく考える機会になったツアーだったなと。
カナタ:僕は仙台ですね。相性がいいのか、いつもいいライヴができる。お客さんのノリもいいし。逆に、ちょうど体調を崩してた時期に行った北海道は、リベンジにもう一度行きたいです。
タナカ:やはり最初の大阪が思い出深いですね。地元大阪の友達や仲のいい先輩後輩に見送られて、これからツアー行ってきます、っていう感じで、とてもいいスタートを切れた。
ヤマモト:僕はワンマン初日の福岡。それまで対バンのツアーでリベンジしたいこともあったし危機感を持たなきゃならないところも出てきてて、ライヴに対する考え方が少しずつ変わってきてたんです。ワンマンの重みにビビってたし。実際、ステージに上がったらお客さんがいっぱい入って盛り上がってくれて。そこでふっ切れて弾みがついて、いい感じでワンマンツアーに臨めたと思います。
アサカワ:僕は最後の大阪です。新型インフルエンザで一度延期になったんですけど、それでもお客さんがたくさん入ってくれて。“待ってましたよ”という空気も伝わってきて、僕らも楽しませてもらった。後ろのほうから手拍子が広がってくるのがドラムのところからも見えてすごく感動しました。
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