AAA全国ツアー終了。最終公演では無茶振り、西風雲、横アリ公演発表も

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4月28日と29日の両日、AAAの全国ツアー<AAA TOUR 2009 -A depArture pArty->の追加最終公演が渋谷のC.C.Lemonホールにて行なわれた。今回は全20公演17ヵ所・約3万人を動員と、AAA史上過去最大規模のツアーとなった。

◆<AAA TOUR 2009 -A depArture pArty->最終公演のフォトアルバム

本ツアーのテーマカラーであるオレンジ色のグッズを手にした10代の女性ファンを中心に多くの観客が埋め尽くした会場には、開演前からAAAメンバーによるオリジナルラジオ番組「AAA -depArture rAdio pAty-」がオンエアされ、ムードを盛り上げる。このラジオはライヴ中、そして終演後も流れるなど、ファンのみんなに最初から最後まで楽しんでもらいたいというメンバーの意向を反映したものとなっていた。

本編は最新アルバム『depArture』の楽曲を核として、ライヴ定番曲などを織り交ぜて構成。ライヴテーマである“旅立ち”にちなんで、スーツケースを使ったパフォーマンスとミニコントも披露。ニッシーこと西島隆弘のボケに観客からは“かわいー!!”と黄色い歓声が飛び交った。

またスーツケースパフォーマンス時には、ファンの中でも人気の高いチビAAAが登場。メンバーそれぞれにそっくりな子供7人とAAAのコラボレーションに会場は一気にヒートアップした。

ライブ中盤には“ニッシーがツアーファイナルへの想いを即興バラードでみんなに歌いたいんだって!”というメンバーからの無茶振りに、ニッシーが必死に即興バラードを歌う場面も。パフォーマンス中もMC中も一時も目が離せない演出と、そこから次の曲へととつなげていくアドリブなど、デビュー4年目を迎えたAAAが一回りも二回りも成長した姿が見られたのは事実だ。

なお、ライヴの定番曲でも今回のライヴではこれまでとはちょっと違った演出が。AAAの楽曲の中でも、際立って艶っぽい曲「唇からロマンチカ」。本来この楽曲での見所は、宇野ちゃんと千晃、女性メンバーを中心としたセクシーな(ともすればエロティックともいえる)ダンスであった。ところが、今回のツアーで披露されたこの曲は、リーダー浦田直也をはじめ、サテンのテイルコートに身を包んだ男メンバーの“男の艶気”が全面に押し出されたアレンジとなっており、女性ファンにとってはたまらない1曲になったはずだ。

たまらないといえば、ライヴには、2008年1月に『TURN OVER』でデビューを果たしたURATA NAOYAも登場。超絶的ハイトーンファルセットでダンサブルに披露した「Baby Bang! feat.SPHERE」のクールでセクシーなパフォーマンスには、AAAファンは衝撃を受けたことだろう。

アンコールの「旅ダチノウタ」では、宇野実彩子が涙をこらえながら歌唱。リーダーの浦田は、“全国のライヴに来てくれたみんな、スタッフのみんな、そしてこの会場にいるみんなに感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます!!”とコメントした。

さらに、終演後にはゲストとしてフジテレビ系『HEY!HEY!HEY!』のエンディングテーマを歌っていた西風雲(サイフーン)が登場し、黒いフードを深くかぶったまま、激しいダンスパフォーマンスとともに1曲披露。正体不明のグループの登場に会場は大いに盛り上がった。

また、28日の公演では、コントコーナーでは宇野美彩子の“ルネッサ~ンス!”や伊藤千晃の“千晃カッター!”が炸裂。さらに29日のニッシーにかわって、“宇野ちゃんが、大好きなミュージカル『アニー』の「Tomorrow」を主人公アニーになりきって、アカペラでマイクを通さずに歌いたいんだって!”というメンバーからの無茶振りで会場を笑いと拍手で包み込んだり、「ハリケーン・リリ、ボストン・マリ」の末吉秀太のソロ直前、宇野ちゃんが浦田にリフトされるべきところで、浦田のアドリブ(悪戯)でリフトが行なわれず、宇野ちゃんが肩透かしを食らってステージ上でちょっと恥ずかしい思いをしてしまうといった、全編に渡ってメンバーによる“宇野ちゃんいじり”が楽しめた。

そんなAAAは、2009年9月22日に4周年記念ライヴをこれまでの日本武道館から、なんと横浜アリーナに移して開催することを発表。メンバーの與真司郎は6月20日映画『守護天使』の公開が決まり、伊藤千晃はTBS『女神(ヴィーナス)サーチ』にレギュラー出演中。西島隆弘はNHKドラマ『ゴーストフレンズ』がオンエア中で、6月からは舞台『GLORY DAYS』への主演も決定しているなど、歌以外の場でも絶賛活動中だ。

◆『depArture』のCD情報
◆iTunes Store AAA(※iTunesが開きます)
◆AAA オフィシャルサイト
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