X JAPAN、香港で起こした“事件”
X JAPANがうなりを上げた。X JAPANワールドツアー、メンバー自身が実現するとは思えなかった夢の世界ツアーが遂に実現、本人達をも狂喜させるほどの大成功に、X JAPANの新たな歴史が幕を開けた。
1月16日、17日の2日間で約2万人を動員した香港公演、その歴史的な足跡をここにとどめておこう。
◆X JAPAN、香港で起こした“事件”~写真編
開演時間の20時になると、既に総立ちの会場からXコールが湧き上がり、オーディエンスは万全の体制でX JAPANを待つ。香港に始めてX JAPANが舞い降りる…この瞬間を待ち続けていた香港のオーディエンス1万人は、すでに万感の思いであったことだろう。あとは、身を委ねるだけだ。
客電が落ち、「LAST SONG」のSEが流れ、メンバーの登場を息を飲み待ち構える緊張感が会場を満たすと、YOSHIKIのピアノとTOSHIの歌声がまるで闇を射すようにまっすぐに伸びていく。否応なく高まる緊張感の中「Rusty Nail」へ。ステージの幕が落ちYOSHIKIとTOSHIの姿が現れると、歴史的瞬間を目の当たりにした香港ファンの熱狂が空を切り裂く。この瞬間、世界ツアーの成功を確信したメンバーの身体にも電流が走る。世界を震わせるX JAPANの鼓動の潜在パワーが、メンバーにオーディエンスにそしてスタッフの身体を瞬時に射抜く。世界ツアーの成功はこの時点で決まった。会場のボルテージは一瞬で最高潮に達している。
TOSHIの「香港―!」という呼びかけで、世界進出の第一歩を飾る香港が呼応する。香港ファンの熱狂ぶりにYOSHIKIのドラムが応える。両者の壮絶な掛け合いはそのまま生ける巨大モンスターの脈動となり、興奮のスパイラルが会場に満ち満ちていく。もう全てが爆発してしまいそうだ。
メンバー全員が確かなる空気に身を捧げ、X JAPANの美学は、ライヴという瞬間瞬間の芸術に昇華されながら、オーディエンスの心に飛び込んでいく。観客もメンバーもスタッフも、この会場に捕らえられた全ての感情は、もはや制御不能だ。X JAPANというモンスターの生み出す巨大なエネルギーは全ての感情を飲み込んで膨大な興奮のスパイラルを増幅させていく。
X JAPANは、理屈や仕掛けでは作りえない、人間の想いと折り重なる感動で会場を埋め尽くす次元を超えたパフォーマンスをリアルタイムに生み続けていった。
途中、YOSHIKIはピアノの前で、自分自身の肩を抱きしめるように深々と頭を下げた。長年、世界進出を大きな目標に掲げてきたX JAPANの軌跡を確かめるように。HIDEへの想いを抱きしめるように。支えてくれたファンのひとりひとりの笑顔に想いを馳せるように。
「ART OF LIFE」では、ビジョンに映し出されたHIDEの映像にHIDEコールが巻き起こり、「紅」では日本語の大合唱。本編が終了しメンバーがステージを下がると香港ファンは足で地面を鳴らしながら、Xコールでメンバーの登場をあおり続けた。鳴り止まない地響きにアンコールで登場したメンバーはチャイナ服に身を包み、会場を満面の笑みで埋め尽くした。
この日、YOSHIKIは深々と頭を下げ、名残り惜しそうにステージを降りた。翌17日<破壊の夜 in HONGKONG>では、風邪や激しいパフォーマンスによる後遺症も心配される中、前日よりもさらにボルテージを上げて登場。人力では理解し得ない、X JAPANというモンスターが生み出すエナジーに、YOSHIKI自身が操られているかの健在ぶりだ。火事場の馬鹿力ならぬ、X JAPANの未曾有パワー。もはやセルフコントロールもなにもない。YOSHIKIはX JAPANが放つエネルギーを全身に浴びながら、攻撃と回復と成長をリアルタイムに回転させている。こんなパフォーマンスが今まであっただろうか。
前日の大成功はメンバーをさらに強靭にさせた。より安定したTOSHIのボーカルにオーディエンスは全曲日本語の大合唱で応え、メンバーのプレイはさらに温度を上げていく。YOSHIKIも人跡未踏のドラミングを連続して演奏、疲労を見せるどころかさらに加速する姿は、理屈を超越してしまった。
生きるモンスター、X JAPAN。その生命体は海を越えて、ドデカイ変態を遂げた。エネルギーを感動に換え、感動をエネルギーに換えて、メンバーもオーディエンスもX JAPANの一部となった。
アジア最大? 世界最大? そんなことはもはやどうでもいい。感動を伝えるX JAPANというひとつの“プロトコル”が今、世界共通となったことが一番の“事件”なのである。
<X JAPAN WORLD TOUR スケジュール>
1月16日 香港 ASIA WORLD EXPO
1月17日 香港 ASIA WORLD EXPO
X月X日 XXXXドーム
X月X日 XXXXドーム
X月X日 東京ドーム
X月X日 東京ドーム
3月21日 韓国 オリンピック公園第一体育館
3月22日 韓国 オリンピック公園第一体育館
X月X日 バンコック Supachalasai Stadium
X月X日 東京ドーム
X月X日 東京ドーム
X月X日 ニューヨーク Madison Square Garden
X月X日 ロサンゼルス
X月X日 フランス
X月X日 ドイツ
X月X日 フィンランド
X月X日 北京
X月X日 台北
◆X JAPAN STREET ARMYウェブサイト
◆iTunes Store X JAPAN(※iTunesが開きます)
1月16日、17日の2日間で約2万人を動員した香港公演、その歴史的な足跡をここにとどめておこう。
◆X JAPAN、香港で起こした“事件”~写真編
客電が落ち、「LAST SONG」のSEが流れ、メンバーの登場を息を飲み待ち構える緊張感が会場を満たすと、YOSHIKIのピアノとTOSHIの歌声がまるで闇を射すようにまっすぐに伸びていく。否応なく高まる緊張感の中「Rusty Nail」へ。ステージの幕が落ちYOSHIKIとTOSHIの姿が現れると、歴史的瞬間を目の当たりにした香港ファンの熱狂が空を切り裂く。この瞬間、世界ツアーの成功を確信したメンバーの身体にも電流が走る。世界を震わせるX JAPANの鼓動の潜在パワーが、メンバーにオーディエンスにそしてスタッフの身体を瞬時に射抜く。世界ツアーの成功はこの時点で決まった。会場のボルテージは一瞬で最高潮に達している。
TOSHIの「香港―!」という呼びかけで、世界進出の第一歩を飾る香港が呼応する。香港ファンの熱狂ぶりにYOSHIKIのドラムが応える。両者の壮絶な掛け合いはそのまま生ける巨大モンスターの脈動となり、興奮のスパイラルが会場に満ち満ちていく。もう全てが爆発してしまいそうだ。
メンバー全員が確かなる空気に身を捧げ、X JAPANの美学は、ライヴという瞬間瞬間の芸術に昇華されながら、オーディエンスの心に飛び込んでいく。観客もメンバーもスタッフも、この会場に捕らえられた全ての感情は、もはや制御不能だ。X JAPANというモンスターの生み出す巨大なエネルギーは全ての感情を飲み込んで膨大な興奮のスパイラルを増幅させていく。
X JAPANは、理屈や仕掛けでは作りえない、人間の想いと折り重なる感動で会場を埋め尽くす次元を超えたパフォーマンスをリアルタイムに生み続けていった。
途中、YOSHIKIはピアノの前で、自分自身の肩を抱きしめるように深々と頭を下げた。長年、世界進出を大きな目標に掲げてきたX JAPANの軌跡を確かめるように。HIDEへの想いを抱きしめるように。支えてくれたファンのひとりひとりの笑顔に想いを馳せるように。
「ART OF LIFE」では、ビジョンに映し出されたHIDEの映像にHIDEコールが巻き起こり、「紅」では日本語の大合唱。本編が終了しメンバーがステージを下がると香港ファンは足で地面を鳴らしながら、Xコールでメンバーの登場をあおり続けた。鳴り止まない地響きにアンコールで登場したメンバーはチャイナ服に身を包み、会場を満面の笑みで埋め尽くした。
この日、YOSHIKIは深々と頭を下げ、名残り惜しそうにステージを降りた。翌17日<破壊の夜 in HONGKONG>では、風邪や激しいパフォーマンスによる後遺症も心配される中、前日よりもさらにボルテージを上げて登場。人力では理解し得ない、X JAPANというモンスターが生み出すエナジーに、YOSHIKI自身が操られているかの健在ぶりだ。火事場の馬鹿力ならぬ、X JAPANの未曾有パワー。もはやセルフコントロールもなにもない。YOSHIKIはX JAPANが放つエネルギーを全身に浴びながら、攻撃と回復と成長をリアルタイムに回転させている。こんなパフォーマンスが今まであっただろうか。
前日の大成功はメンバーをさらに強靭にさせた。より安定したTOSHIのボーカルにオーディエンスは全曲日本語の大合唱で応え、メンバーのプレイはさらに温度を上げていく。YOSHIKIも人跡未踏のドラミングを連続して演奏、疲労を見せるどころかさらに加速する姿は、理屈を超越してしまった。
生きるモンスター、X JAPAN。その生命体は海を越えて、ドデカイ変態を遂げた。エネルギーを感動に換え、感動をエネルギーに換えて、メンバーもオーディエンスもX JAPANの一部となった。
アジア最大? 世界最大? そんなことはもはやどうでもいい。感動を伝えるX JAPANというひとつの“プロトコル”が今、世界共通となったことが一番の“事件”なのである。
<X JAPAN WORLD TOUR スケジュール>
1月16日 香港 ASIA WORLD EXPO
1月17日 香港 ASIA WORLD EXPO
X月X日 XXXXドーム
X月X日 XXXXドーム
X月X日 東京ドーム
X月X日 東京ドーム
3月21日 韓国 オリンピック公園第一体育館
3月22日 韓国 オリンピック公園第一体育館
X月X日 バンコック Supachalasai Stadium
X月X日 東京ドーム
X月X日 東京ドーム
X月X日 ニューヨーク Madison Square Garden
X月X日 ロサンゼルス
X月X日 フランス
X月X日 ドイツ
X月X日 フィンランド
X月X日 北京
X月X日 台北
◆X JAPAN STREET ARMYウェブサイト
◆iTunes Store X JAPAN(※iTunesが開きます)
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