ダイド、新作のヴォーカルを物置でレコーディング

ポスト
間もなく5年ぶりの3rdアルバム『Safe Trip Home』をリリースするダイドが、新作について語った。「ものスゴク楽しんで作った作品をみんなに聴いてもらえるのが楽しみ」という彼女。LAへ移住したり、大学に通うなど、今作はこれまでと違った環境で誕生したようだ。

デビュー・アルバム『No Angel』は1,200万枚以上のセールスを上げ、2ndアルバム『Life For Rent』が'2003年最も売れたアルバムの1枚となったダイドは、その成功後、プレッシャーを感じるどころかより自由に音楽と向き合えることができるようになったという。

レコーディングも、既成の方法にとらわれることなく、自由な感覚で挑んだようだ。共プロデューサーのジョン・ブリオンの自宅で行なったというレコーディングの様子を、彼女はBBCのインタヴューでこう話している。「ヴォーカルの多くは物置でレコーディングしたのよ。彼は最初、シャワー・ルームがいいんじゃないかって言ったんだけど、私はそこでのサウンド好きじゃなかったの。それで廊下に小さな物置があるのを見つけて“ここで、できるわ”って言ったの。よかったわ。縮こまってなきゃいけなかったし、ホコリだらけだったけど、いい効果を出してる。気に入ってるわ」

アルバム『Safe Trip Home』は11月17日発売(日本盤12月10日リリース)。収録曲のひとつ「Grafton Street」ではブライアン・イーノとコラボしているが、このトラックは2年前に亡くなった父親に捧げたものだという。現在、オフィシャル・サイト(Didomusic.com)でこの「Grafton Street」、1stシングルとなる「Don't Believe In Love」、夏にフリー・デジタル・リリースされた「Look No Further」をストリーミングできる。

シンプルで美しい歌声、メロディーは健在。より円熟したといえる。
◆iTunes Store ダイド(※iTunesが開きます)

Ako Suzuki, London
この記事をポスト

この記事の関連情報