サザンオールスターズ、30年分の愛が溢れた<真夏の大感謝祭>
8月16日、17日、23日、24日に日産スタジアムにて30周年記念ライヴ<サザンオールスターズ「真夏の大感謝祭」30周年記念LIVE>を行ない、4日間で約30万人を動員したサザンオールスターズ。
2005年に行なわれた<SOUTHERN ALL STARS Live Tour 2005 みんなが好きです!>以来の単独公演となる今回の公演のチケットは即日完売。超満員の会場には、サザンのハッピやTシャツを着たファンで溢れた。
台風の接近により悪天候が予想された公演初日、心配された雨は降ることもなく、スタジアム上空には夏空が広がった。開演前の会場では、ファンによるウェーブが何度も発生し、早くも期待と興奮の熱気に包まれていく。
開演時間の18時ピッタリにメンバーがステージに登場。大歓声があがる中、最後に登場した桑田佳祐は、出てくるなり赤塚不二夫の漫画『おそ松くん』に出てくるイヤミの“シェー!”のポーズでおどけてみせる。ライヴは「YOU」でスタートした。
3曲目の「LOVE AFFAIR ~秘密のデート」を終えたところで、桑田が口を開く。「初日からどうもありがとう。全国からきてくれたみなさん、いらっしゃいませー! サザンオールスターズです。今日は大感謝祭やらせてもらいます!」と集まってくれたファンにご挨拶。「今日のコンセプトは“いつも通りのサザン”です。今日は長くやるよ。エロいのも出てきます。オリンピックもいいけど、オチンピックもね」と、いつも通り下ネタ満載のMCで笑わせた後、「サザンのライヴはしばらく見られなくなるので、まぶたの裏に焼き付けていけよー!」と叫び、「女呼んでブギ」「C調言葉に御用心」「Oh! クラウディア」「そんなヒロシに騙されて」など21曲をメドレーで披露した。
メドレーが終わると桑田は「みんなありがとう。長いでしょ? これが30年の重みです」と言い、「自信を持って新作を聴かせられるようになったら、また戻ってくるからね」と約束。その言葉にファンは歓喜の声を上げ、必ず待っているとばかりに大きな拍手を送った。
ライヴ後半は、最新シングル「I AM YOUR SINGER」をライヴ初披露したほか、「いとしのエリー」「真夏の果実」「エロティカ・セブン」など、新旧のヒット曲、名曲のオンパレード! 曲ごとに登場する大勢のダンサーと、炎、スモーク、花火など、次から次へと起こる特効で会場が沸く中、メンバーは一息入れることなく圧巻のライヴ・パフォーマンスを繰り広げてオーディエンスを圧倒。途中、スタジアム後方に設置されたサブステージに移動して、「涙のキッス」や「チャコの海岸物語」をアコギで演奏する場面もあり、広い会場に集まったファン全員を存分に楽しませた。
アンコールで桑田は「サザンとしては、しばしのお別れです。30年分の愛をありがとう」と、改めてファンへの感謝の気持ちを伝えた。最後はメンバー全員で手を取り合い、深々と頭を下げて3時間におよんだライヴを締めくくった。
終演後、会場から駅までの道には、興奮してライヴの感想を語り合いながら歩くファンで溢れた。楽しそうに話すファンの姿。想いを共有しあうサザンを愛するオーディエンスの絆。帰路の街並みを埋め尽くサザン・リスナーの笑顔を見て、30年間、こんなにファンから愛され続けているサザンオールスターズの今更ながらの偉大さと、ファンに支えられるバンドの幸せ、そしてバンドを愛する音楽ファンの幸せを痛切に感じさせられた。
この夏、ファンの心に30年分の大きな花火を打ち上げたサザン。彼らがまた花火を打ち上げに、ファンの前へ戻ってくるのが楽しみだ。
2005年に行なわれた<SOUTHERN ALL STARS Live Tour 2005 みんなが好きです!>以来の単独公演となる今回の公演のチケットは即日完売。超満員の会場には、サザンのハッピやTシャツを着たファンで溢れた。
台風の接近により悪天候が予想された公演初日、心配された雨は降ることもなく、スタジアム上空には夏空が広がった。開演前の会場では、ファンによるウェーブが何度も発生し、早くも期待と興奮の熱気に包まれていく。
開演時間の18時ピッタリにメンバーがステージに登場。大歓声があがる中、最後に登場した桑田佳祐は、出てくるなり赤塚不二夫の漫画『おそ松くん』に出てくるイヤミの“シェー!”のポーズでおどけてみせる。ライヴは「YOU」でスタートした。
3曲目の「LOVE AFFAIR ~秘密のデート」を終えたところで、桑田が口を開く。「初日からどうもありがとう。全国からきてくれたみなさん、いらっしゃいませー! サザンオールスターズです。今日は大感謝祭やらせてもらいます!」と集まってくれたファンにご挨拶。「今日のコンセプトは“いつも通りのサザン”です。今日は長くやるよ。エロいのも出てきます。オリンピックもいいけど、オチンピックもね」と、いつも通り下ネタ満載のMCで笑わせた後、「サザンのライヴはしばらく見られなくなるので、まぶたの裏に焼き付けていけよー!」と叫び、「女呼んでブギ」「C調言葉に御用心」「Oh! クラウディア」「そんなヒロシに騙されて」など21曲をメドレーで披露した。
メドレーが終わると桑田は「みんなありがとう。長いでしょ? これが30年の重みです」と言い、「自信を持って新作を聴かせられるようになったら、また戻ってくるからね」と約束。その言葉にファンは歓喜の声を上げ、必ず待っているとばかりに大きな拍手を送った。
ライヴ後半は、最新シングル「I AM YOUR SINGER」をライヴ初披露したほか、「いとしのエリー」「真夏の果実」「エロティカ・セブン」など、新旧のヒット曲、名曲のオンパレード! 曲ごとに登場する大勢のダンサーと、炎、スモーク、花火など、次から次へと起こる特効で会場が沸く中、メンバーは一息入れることなく圧巻のライヴ・パフォーマンスを繰り広げてオーディエンスを圧倒。途中、スタジアム後方に設置されたサブステージに移動して、「涙のキッス」や「チャコの海岸物語」をアコギで演奏する場面もあり、広い会場に集まったファン全員を存分に楽しませた。
アンコールで桑田は「サザンとしては、しばしのお別れです。30年分の愛をありがとう」と、改めてファンへの感謝の気持ちを伝えた。最後はメンバー全員で手を取り合い、深々と頭を下げて3時間におよんだライヴを締めくくった。
終演後、会場から駅までの道には、興奮してライヴの感想を語り合いながら歩くファンで溢れた。楽しそうに話すファンの姿。想いを共有しあうサザンを愛するオーディエンスの絆。帰路の街並みを埋め尽くサザン・リスナーの笑顔を見て、30年間、こんなにファンから愛され続けているサザンオールスターズの今更ながらの偉大さと、ファンに支えられるバンドの幸せ、そしてバンドを愛する音楽ファンの幸せを痛切に感じさせられた。
この夏、ファンの心に30年分の大きな花火を打ち上げたサザン。彼らがまた花火を打ち上げに、ファンの前へ戻ってくるのが楽しみだ。
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