アラン・マッギー「オアシスはファシストかと思った」

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クリエイション・レコーズの創始者でオアシスを世に出したアラン・マッギーが、彼らと出会ったころの秘話について『Uncut』マガジンに語った。マッギーは彼らの部屋にユニオン・ジャックが飾られていたのを見て、ファシストではないかと勘違い、引いてしまったそうだ。

マッギーはこう話している。「マンチェスターの知り合い、デビー・ターナーがバンドと練習場を共有してたんだ。ユニオン・ジャックが壁に飾ってあった。それ見て僕は“彼らはファシストなのか?”って訊いたんだ。彼女は“そうよ”って言ったんだよ。もちろん、冗談だったけど。それに“オアシスっていうのよ”ってね」

ユニオン・ジャックの横にはジョン・レノンとヨーコ・オノの写真も飾ってあったそうだが、マッギーの誤解は解けなかった。「ユニオン・ジャックはサイケデリック風だったし、ジョンとヨーコの写真もあった。それでも、ユニオン・ジャックだろ。当時は、あのナンセンスなクール・ブリタニアがある前だ、ユニオン・ジャックといったら右翼の象徴だったんだよ。オアシスって名とノエル(・ギャラガー)が結びつかなかった。ただ“ファシスト”って思ったんだ」

確かに、日の丸を飾っているバンドを見たら、勘違いする人も現れるかもしれない。

オアシス関連ニュースとして、彼らの'95年のシングル「Roll With It」のジャケ写に登場した桟橋が火事で焼失してしまったそうだ。現場から中継したBBCラジオのリポーターは「何も残らないだろう。悲しい眺めだ」と伝えた。

Ako Suzuki, London
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