パンク・カバー・コンピで、みんな“シンガロン♪”

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ファーギーの「ロンドン・ブリッジ」のパンク・バージョン、ご存知ですか?

米パンク・バンド、ボウリング・フォー・スープが演奏している「ロンドン・ブリッジ」が下北沢の街中で1日中流れている。ファーギーの代表曲とも言える「ロンドン・ブリッジ」をパンクにアレンジして演奏すると、原曲とは正反対のノリをもった楽曲に大変身。このギャップとユーモア、そしてなにより一緒に歌えるシンガロンなアレンジが、いわばひとつのムーブメントにもなっている状況だ。

“誰もが知っているポップ・ソングのパンク・カバー”。誰もが知っているということで、バンドとオーディエンスの距離が一気に縮まり、会場一体となって盛り上がる、パンク・ライヴ文化のひとつの定番ともいえる。

この「ロンドン・ブリッジ」を始めとして、デュラン・デュラン、ポリスなどの80'sから、ブリトニー・スピアーズ、マドンナ、TLCなど、誰もが知っているポップ・ソングまで、それらのパンク・カバーを一堂に集めたコンピレーション・アルバムが『シンガロンっ!-ベスト・オブ・パンク・カバーズ』だ。

みんなで一緒に歌いまくる「シンガロン」とは、文字通り“SING ALONG(みんなで歌おうぜ!)”の意。ライヴでの一体感が醍醐味のパンクのライヴでは必ずシャウトされる言葉。これらの楽曲を演奏しているのは、ボウリング・フォー・スープを筆頭に、リール・ビッグ・フィッシュ、ドゥノッツ、などの人気バンド、ネヴァーストアといった新人もピックアップし、パンク・ファンなら、おおお?と思わず前のめりになるラインナップが揃った作品だ。

オフスプリングの新作や、グリーン・デイの変名バンド:フォックスボロ・ホットタブスのアルバムを発表など、パンク・シーンが一段と前線に出てくる2008年、そんな中の、ありそうでなかったパンク・カバー・コンピ『シンガロンっ!-ベスト・オブ・パンク・カバーズ』、ちょっとした話題作です。
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