ketchup mania、<SXSW Japan Nite>ライブレポ
S×SW期間中のイベント、「Japan Nite」に出演できるのは6組。今年はその枠に、112組ものエントリ-があったので、選ばれるだけで大変だ。3月14日、いよいよ本番。会場となる「Elysium 」には、開演前からファンの列が。4人の出番はラストの25時。 定刻を少し回り、演奏はスタ-ト。
場内はほぼ満員。出てくるなり、臆することなくハイテンションで飛ばす、飛ばす。前の方の観客からは、はやくもヘッド・バンギングする姿が…。
実は昨年もアメリカでライヴを経験してるので(アニメ・ファン主体の「A-KON2007」。今年もこのあと、出演した)、アメリカのファンのノリを知ってたのかも…。
真正面からぶつかって、それが受け入れられた印象だ。最初は“ネオ・ロリ-タ”な風貌のボ-カルのHIROをはじめ、全員のキャラの良さが“日本的”と受け入れられたとこもあるだろうが、最後は音楽的なこと。つまり、彼女の伸びやかな歌声がぐいぐい引っ張り、このバンド特有の、突き抜けるスネアと切れ込みスルドいギタ-のリフが会場を熱くした結果の大喝采だった。
前列付近に陣取った熱心なファンだけじゃなく、“どんな感じのバントなの?”と客観的に眺めていた人達も巻き込んだのだから、この夜のパフォ-マンスは成功と言っていいだろう。
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