44MAGNUM、EARTHSHAKER、MARINOが激突!ジャパメタの祭典、開催目前

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東京地方にはすでに春一番も吹き、新しい季節の到来を感じさせる好天の続く今日この頃だが、そんな季節の挨拶はともかく、<JAPAN HEAVY METAL FANTASY~KANSAI NAGURIKOMI GIG 2008~>の開催がいよいよ目前に迫ってきた。

3月1日、東京・中野サンプラザホールにて開催されるこのイベントは、44MAGNUM、EARTHSHAKER、MARINOという関西出身のジャパニーズ・メタルの代表的バンドたちが、実に史上初の三者共演を果たすという画期的なもの。出演者たちが口を揃えて発するのは「実は俺たち自身が、この日をいちばん楽しみにしている」という言葉だが、もちろんファンの側もこうした機会の到来をずっと心待ちにしていたはず。当日は各バンドとも、“あの頃”を中心軸とする、痒いところに手の届いた演奏メニューでのパフォーマンスを披露してくれるはずだが、もちろんこのイベントが“懐かしい”だけで終わるはずもない。

44MAGNUMは、フロントマンのPAULが現在籍を置いているもうひとつのバンド、PAUL POSITIONで彼と共にヴォーカルを担当しているSTEVIE(なんとPAUL自身の息子である!)をまじえたラインナップで出演する予定で、当のPAULも「過去に誰も観たことのないカタチでの44MAGNUMのライヴを披露する」と息巻いているし、MARINOのLEOも「ファンに対しては長いこと“放置プレイ”を続けてきたので、ここから新しい流れを始めたいと思っている」と言う。そして3月12日に『QUARTER』と題されたニュー・アルバムをリリースするEARTHSHAKERのMARCYは「みんなが聴きたいはずの曲はわかってるし、それは間違いなく披露する。でも同時に、“未来”も感じさせたい」と語っている。ちなみに筆者はごく最近、そのMARCYと『QUARTER』に関する話をする機会を得た。その際のインタビュー原稿も近いうちにお届けする予定なのでお楽しみに。

ちなみに当日の公演チケットについては、枚数的には限りがあるものの、当日券も発行される予定なので、是非、3月1日には中野へと足を運んでみて欲しい。四半世紀前のジャパメタの“西高東低”な状況を原体験してきた世代も、彼らのライヴを一度も観たことがないという人たちも。そしてもちろん、ジャパメタからの影響を隔世遺伝的に受けているようなミュージシャンや関係者の皆々様も。きっとそこには、時間のスキマを埋めてくれるような刺激的体験が待っているはずだから。

増田勇一

◆EARTHSHAKER MARCYコメント映像
 https://www.barks.jp/watch/?id=1000021242

<JAPAN HEAVY METAL FANTASY~KANSAI NAGURIKOMI GIG 2008~>
3月1日(土)東京・中野サンプラザホール(開場16:00/開演17:00)
http://www.j-metal.jp/
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