千晴、武道館で奇跡を起こした作品を緊急発売

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トラックもリリックも書ける千晴が、CDシングル「GO」を緊急発売する。

◆「GO」スポット映像
 https://www.barks.jp/watch/?id=1000020900


千晴は、2006年の夏フェス以来、KREVAのステージのサイドMCを務めているBLASTRAMPAGEのメンバー。トラック・メーカーとしても活躍中で、KREVAの『よろしくお願いします』やBY PHAR THE DOPESTのアルバム『だからどうした!』などにもトラックを提供しているラッパーだ。

今回、KREVA率いるくレーベルからのリリースとなる「GO」は、そもそも2007年に作られたインディー盤『次は俺の盤』に更なる品質向上を付加してのリイシュー作という内容だ。『次は俺の盤』は2007年秋に行なったKREVAの<K-ingツアー>の会場で手売りされた1000枚限定のCDだった。もちろん完売となった作品だが、限定枚数を売り終えて終了した作品でもあった。

そんな状況下、2007年11月24日KREVA日本武道館公演2DAYSの2日目。この日、本編スタート前の客入れの時点からDJ 908としてプレイをしていたKREVAが、DJプレイで客を暖めKICK THE CAN CREWの「アンバランス」で会場が騒然となった後、最後にかけた曲が千晴の「GO」という曲だったのだ。

▲2007年11月24日@日本武道館。DJ908のプレイにより「GO」がかかり、思わずラップを始める千晴の姿。
「GO」は1000枚完売してしまっている『次は俺の盤』の収録曲。この曲が武道館を満たし、2F客席でステージを見ていた千晴は、思わず立ち上がった。気付けば肉声でラップをしていた。その様子をカメラが捕らえた。千晴のラップする姿が、武道館にセットされたビジョンに映し出された瞬間だった。

「何も前もって聞かされてなかったんですよ。当日はただ呼ばれて、チケットを貰って客席でKREVAくんがDJをやってるのを観てたんですけど、“GO”が流れた時は痺れました。ホントみんなに分かって欲しいのは、あれはヤラセじゃない。“GO”が最後の曲だってことも分かってなかったし。でも、俺の曲をかけてくれたってことが物凄く嬉しくて。だから思わず立ってラップしちゃいました」──千晴

2階席で立ち上がってラップをする千晴に、場内全員の熱い視線と歓声が集中した。ほとんどのオーディエンスにとって、初めて聴く曲だったに関わらず、あたかもお馴染みの大ヒット・チューンであるかのような猛烈なエネルギーが、武道館を渦巻いた。

この圧倒的なパワーを内包した「GO」、多くの人へ聴いてもらいたい。至極当然の成り行きである。だから、緊急リリースなのである。
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