リバプール、今年のカルチャー・シティに

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“European Capital Culture 2008('08年度 欧州文化首都)”に選ばれたリバプールが、金曜日(1月11日)に市内でカルチャー・イベント第1弾を開催。地元出身のミュージシャンが多数出演した。

リバプールといえば、ビートルズ。ポール・マッカートニーの姿はなかったものの、リンゴ・スターがイベントを支援し、リバプール1の歴史的建造物セント・ジョージズ・ホールの屋上(高さ30メートル)でパフォーマンスした。『The Times』紙によると、リンゴはリバプールをテーマに制作したニュー・ソング「Liverpool 8」を披露したという。

リバプールでは、これを手始めに年間を通じ様々なカルチャー・イベントを開催する。ブリストルやバーミンガム、オックスフォードなどを破り文化首都に選ばれた同市は、これらの行事開催に4年半の歳月と9,500万ポンド(約20億円)を費やしたといわれている。

翌日(12日)行なわれたイベントでは、リンゴ再演のほか、やはりリバプール出身のエコー&ザ・バニーメン、ウォンバッツ、ザ・ファーム、リバプール・フィルハーモニック・オーケストラらが出演。カルチャー・シティとしてのリバプールをアピールした。

リバプールはイベントを行なうことで、さらなる観光客を引き寄せたいと考えている。'85年にスタートした“European Capital Culture”にはこれまでアテネ、フローレンス、アムステルダム、パリ、マドリッド、ルクセンブルグ、ストックホルム、英国ではグラスゴー('90年)が選出されている。今年はリバプールのほか、ノルウェーのスタバンゲルも選ばれた。

Ako Suzuki, London
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