木を使ったヘッドフォン「HP-FX500」
日本ビクターから“木”の振動板を採用したヘッドホン「HP-FX500」が登場した。通常のスピーカーでは、やはり同社が“ウッドコーンスピーカー”をリリースしているが、ヘッドフォンで振動板に木を使ったのは本製品が世界初、とのこと。
肝となる振動板は、同社の薄膜加工技術により成型加工した「ウッドドーム振動板」を搭載。音の伝わりが速く、余分な振動も適度に吸収する性質を持つ、“木”の優れた音響特性を生かして、繊細な高音から豊かな低音まで、美しい響きと自然な広がりを忠実に再生する。
さらにハウジング(ボディー)にも木が採用され、ウッドドームユニットの性質を十分に引き出す。そして見た目は高級感溢れるモダンなテイスト。まさに“ウッディーモダン”。
楽器を見てもわかるように、木という材質は音を響かせる上で理想的な素材である。その素材をヘッドフォンに利用することで、より自然で温もりのあるサウンドを再現できるというわけだ。ちなみに、価格は実売で15,000円前後。
この価格帯だと、取り扱いにも “きをつかう”。