涙と微笑みのカヴァーアルバムが2枚同時リリース

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数多の映画音楽を作り巨匠といわれるジョン・ウィリアムスの息子であり、往年のカリスマバンドTOTOの3代目シンガーとして『ファーレンハイト』(86年)と『ザ・セブンス・ワン~第7の剣~』(88年)に参加し活躍したジョセフ・ウィリアムズが、“涙”と“微笑”をテーマにしたカヴァーアルバムを11/21に日本先行でリリースする。

タイトルは『Tears』と『Smiles』。歌の上手さでは定評のあるジョセフがライフワークとして取り組むピアノバラード集となっている。タイトルからもわかるとおりコンセプトは明快だ。

『Tears』には、プロコル・ハルム「青い影」、エルトン・ジョン「Sorry Seems to be The Hardest World」のほか、エリック・カルメン、スティーヴィー・ワンダー、ジェイムズ・テイラーなどの数々の名曲が収められ、その透き通る高音域に特徴のある声と、しっとりとしたピアノアレンジで、危機応えのある作品になっている。

また『Smiles』には、ビーチ・ボーイズ「ドント・ウォリー・ベイビー」、イーグルス「ピースフル・イージー・フィーリング」のほか、ポール・サイモン、ノラ・ジョーンズまで、幅広い年代とジャンルの中から選曲されている。

どちらの作品も、ワンパターンになりがちな他のピアノバラード集とは一線を画し、表現力の限界まで挑戦した内容。ピアニシッモからフォルテまで、すべてに心が通ったヴォーカルを聴くことができる。

大人による大人のためのアルバムだ。じっくりと楽しみたい人に聴いてもらいたい。
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