TOUR 2007<the WORLD RULER> 4.14 ZEPP NAGOYA レポート
オリコン・チャート6位に初登場したナイトメアの最新アルバム『the WORLD Ruler』は、それを携えたツアーでどれだけ成長と変貌を見せてくれるのか? という期待を存分に感じさせてくれるアルバムなだけに、その進化の過程を観てみたかった。
3月18日のNHKホールからスタートした全国ツアー<2007 TOUR“the WORLD RULER”>の折り返し地点となる4月14日、ZEPP NAGOYA公演。手探りながらも“攻め”の姿勢で挑んだ感のあった初日から8公演目にあたる名古屋。“どの会場も100%以上の気持ちで演る”というメンバーたちの気迫をオープニングから充分に感じることができた。
張り詰めた均衡を破るように、Ni~yaのベースが突破口を開く「BOYS BE SUSPICIOUS」から「the WORLD」への流れはよりタイトになり、アルバムの世界観をアグレッシヴに再現。柩と咲人はアイコンタクトをとり、絶妙なツイン・ギターのコンビネーションを聴かせ、ここ数回前の公演から新たに加えられたという「18歳」での咲人の美麗なライトハンドと柩のひたむきなバッキングは、ギターキッズならずとも激萌える場面ではなかろうかと思う。
そしてライヴ中盤のMCでは、YOMIが得意!?の柩いじりと下ネタを披露。柩がこの日の楽屋で前髪を切り、いわゆる“前髪パッツン”状態になっていたのだが、そのコトについてさんざん柩をいじっていると「メイク前に切って、鏡を見たら恥ずかしくて、顔が赤くなった(照れ笑)」と言った柩に客席から「カワイィーッ!」という声が飛ぶ。するとすかさず「いいねぇ、カワイイって言われて」とツッコみつつ、満面の笑みで股間に手を当てながら「俺も剃っちゃおうかなぁ(笑)」と切り替えしたYOMIを、背後の咲人とNi~yaが失笑しながら見ているという、こうしたギャップやバランス感覚も、ナイトメアの魅力の一つだろう。
アンコールでは、ステージに再び登場するやおもむろにキャッチボールを始めたり、「お前たちを失いたくないんだ! ……お前たちを失いたくないんだぁーっ! だから……エブバディ・セイ・イェーイッ!」と唐突にコール&レスポンスを求めたYOMI。そのビミョーなやり取りを後ろで見ていたメンバー全員がウケている姿も、なんとも微笑ましいものだった。
そうしたヴィジュアル系らしからぬ和みの光景から一転。「自傷」では、Ni~yaが客席に降りて揉みくちゃにされながらも煽りまくり、クライマックスへ向けて会場全体が一気にヒートアップしていく。が、ステージ上では柩がYOMIの背後にまわり、ギターのネックをYOMIの股下に差し込みながらニコニコ顔で弾いている(笑)。こうしたフロント・メンバーたちの弾けっぷりとは対照的に、最後までクールさを保ち続けたRUKAの徹底した佇まいは潔く、美しかった。
このツアーの追加公演<the WORLD RULER」“Encore.”>が東名阪の3会場で決定しているが、東京は彼らにとってこれまでで最大規模の東京国際フォーラム ホールA。<いつか僕が見せてあげる 光り輝く世界を>という「the WORLD」の一節のように、光り輝く世界を、ナイトメアは見せてくれると信じている。
▼TOUR 2007<the WORLD RULER> 3.18 NHKホール【フォト・アルバム】
https://www.barks.jp/feature/?id=1000031056
★追加公演< TOUR 2007『the WORLD RULER』"Encore." >
6/8 (金) 愛知県勤労会館【問】サンデーフォークプロモーション 052-320-9100
6/13 (水) 大阪厚生年金会館大ホール【問】キョードーチケットセンター 06-6233-8888
6/16 (土) 東京国際フォーラム ホールA【問】ディスクガレージ 03-5436-9600
チケット発売日:2007年4月22日(日)
■オフィシャル・サイト http://www.nightmare-web.com/
3月18日のNHKホールからスタートした全国ツアー<2007 TOUR“the WORLD RULER”>の折り返し地点となる4月14日、ZEPP NAGOYA公演。手探りながらも“攻め”の姿勢で挑んだ感のあった初日から8公演目にあたる名古屋。“どの会場も100%以上の気持ちで演る”というメンバーたちの気迫をオープニングから充分に感じることができた。
張り詰めた均衡を破るように、Ni~yaのベースが突破口を開く「BOYS BE SUSPICIOUS」から「the WORLD」への流れはよりタイトになり、アルバムの世界観をアグレッシヴに再現。柩と咲人はアイコンタクトをとり、絶妙なツイン・ギターのコンビネーションを聴かせ、ここ数回前の公演から新たに加えられたという「18歳」での咲人の美麗なライトハンドと柩のひたむきなバッキングは、ギターキッズならずとも激萌える場面ではなかろうかと思う。
そしてライヴ中盤のMCでは、YOMIが得意!?の柩いじりと下ネタを披露。柩がこの日の楽屋で前髪を切り、いわゆる“前髪パッツン”状態になっていたのだが、そのコトについてさんざん柩をいじっていると「メイク前に切って、鏡を見たら恥ずかしくて、顔が赤くなった(照れ笑)」と言った柩に客席から「カワイィーッ!」という声が飛ぶ。するとすかさず「いいねぇ、カワイイって言われて」とツッコみつつ、満面の笑みで股間に手を当てながら「俺も剃っちゃおうかなぁ(笑)」と切り替えしたYOMIを、背後の咲人とNi~yaが失笑しながら見ているという、こうしたギャップやバランス感覚も、ナイトメアの魅力の一つだろう。
アンコールでは、ステージに再び登場するやおもむろにキャッチボールを始めたり、「お前たちを失いたくないんだ! ……お前たちを失いたくないんだぁーっ! だから……エブバディ・セイ・イェーイッ!」と唐突にコール&レスポンスを求めたYOMI。そのビミョーなやり取りを後ろで見ていたメンバー全員がウケている姿も、なんとも微笑ましいものだった。
そうしたヴィジュアル系らしからぬ和みの光景から一転。「自傷」では、Ni~yaが客席に降りて揉みくちゃにされながらも煽りまくり、クライマックスへ向けて会場全体が一気にヒートアップしていく。が、ステージ上では柩がYOMIの背後にまわり、ギターのネックをYOMIの股下に差し込みながらニコニコ顔で弾いている(笑)。こうしたフロント・メンバーたちの弾けっぷりとは対照的に、最後までクールさを保ち続けたRUKAの徹底した佇まいは潔く、美しかった。
このツアーの追加公演<the WORLD RULER」“Encore.”>が東名阪の3会場で決定しているが、東京は彼らにとってこれまでで最大規模の東京国際フォーラム ホールA。<いつか僕が見せてあげる 光り輝く世界を>という「the WORLD」の一節のように、光り輝く世界を、ナイトメアは見せてくれると信じている。
文●望木綾子
※写真は3月18日のNHKホールのものです
▼TOUR 2007<the WORLD RULER> 3.18 NHKホール【フォト・アルバム】
https://www.barks.jp/feature/?id=1000031056
★追加公演< TOUR 2007『the WORLD RULER』"Encore." >
6/8 (金) 愛知県勤労会館【問】サンデーフォークプロモーション 052-320-9100
6/13 (水) 大阪厚生年金会館大ホール【問】キョードーチケットセンター 06-6233-8888
6/16 (土) 東京国際フォーラム ホールA【問】ディスクガレージ 03-5436-9600
チケット発売日:2007年4月22日(日)
■オフィシャル・サイト http://www.nightmare-web.com/
この記事の関連情報
【ライブレポート】中折れしない心を胸に! 仙台貨物の体当たりエンターテインメント
【ライブレポート】NIGHTMARE、最新シングル「Rebel」を掲げ2023年ライブ納め「お前達の本気具合を俺達に聞かせてくれ!」
【インタビュー】NIGHTMARE、“やんちゃ感”を発揮したニューシングル「“まだまだ俺らは尖ってるぜ!”っていう気持ちを持つのも大事」
シドのAKi、誕生日公演はHAZUKIとLM.Cとの3マン+バンドメンバーは一夜限りの特別編成
NIGHTMARE、新曲「Rebel」リリース
【ライヴレポート】MUCC × NIGHTMARE、ツーマンツアー<悪夢69>完遂「夢を見てる奴らに贈るぜ」
【対談 #4】逹瑯(MUCC) × 柩(NIGHTMARE)が語る、<悪夢69>と確かな関係性「“株式会社ヴィジュアル系”で言ったら社長クラス」
【対談 #3】YUKKE(MUCC) × Ni~yaとRUKA(NIGHTMARE)が語る、<悪夢69>とリズム「V系が流行り廃りではなく文化になった」
【対談 #2】ミヤ(MUCC) × 咲人(NIGHTMARE)が語る、<悪夢69>とギター「空回りしてない?くらいのほうが面白い」