AAA、1周年は前代未聞の武道館フリーライヴ
AAAがデビューしたのは2005年の9月14日。デビュー曲「BLOOD on FIRE」は初登場9位に見事ランクイン。一気に世間の注目を集め、この年の年末にはデビューからわずか4ヶ月で第47回レコード大賞最優秀新人賞を受賞したのだった。そんな順調な滑り出しから丸1年。彼らは1周年の記念日に、目標の1つであった日本武道館でのライヴを成功させたのだった。
彼らが武道館のステージに立ったのは9月13日。この日は、ファンへの感謝の意味も込めて“無料ライヴ”というスタイルで行なわれた。無料ということもあり、会場には友人に連れられて初めて彼らのライヴに遊びに来たという人たちもチラホラといたようだ。だが、ミュージカルのようなお芝居やシングル曲を中心に届けられたステージ構成は、初めて彼らを観る人たちにとっても、手放しで楽しむことのできるエンタテイメントなショウだったように思う。
開演時間になるとステージの両脇に用意された4つのスクリーンに、リリース順にまとめられたオフショット映像が流れはじめ、彼らがこの1年に歩んで来た歴史を振返った。壮大なSEが流れ始め客席の電気が一気に落とされると、ワイヤーを使ったアクションによって末吉が空から登場した。続いてデビュー曲「BLOOD on FIRE」のイントロとともに順に他のメンバーもポッピングでステージ下から登場。
沸き上る歓声の中、「BLOOD on FIRE」「Friday Party」と間髪入れずに歌い上げると、ライヴは突然芝居へとつなげられていった。“歌やダンスだけには止まらないパフォーマンス・グループ”がコンセプトである彼らは、毎回ライヴごとに芝居を組み込んでいるのだが、今回は“100年後の世界にタイムスリップしてしまう”というストーリーのもと演じられた。ダンスや歌はもちろん、そんな演技の中でもそれぞれの個性を活かしたキャラクターを演じ、オーディエンスを楽しませていた。
ストーリーはライヴと上手くリンクされていることから、演技からライヴへの流れも実に面白く描かれていた。そして中盤、西島、宇野のユニットによって届けられる「出逢いのチカラ」や、浦田が中心となり末吉、日高、興、伊藤、後藤が美しいコーラスワークを作りだしていたアコースティック・ヴァ-ジョンの「きれいな空」、男子チーム、女子チームに分かれた「ソウルエッジボーイ」「キモノジェットガール」といった、男女混合ユニットの彼らならではの独自なステージ表現も披露してくれたのだった。
アグレッシヴなダンス・サウンドが原点であるAAAだが、ここ最近、ピースフルなスローナンバーやパンク・ロック、そしてキャッチ-でノリのいいポップソングと、ますますジャンルレスにその振り幅を広げている。今回のライヴで、そんな振り幅の広さをたっぷりと見せてくれた彼ら。このライヴをきっかけに、さらにエンタテイメントを追究したライヴを届けてくれるグループへと成長していってくれるであろう。
【2006.09.13@日本武道館 セット・リスト】
1.BLOOD on FIRE
2.Friday Party
<芝居>
3.“Q”
4.Bomb a HEAD!
5.CRAZY GONNA CRAZY
6.夢ノカケラ
7.きれいな空(Aco. Ver.)
8.出逢いのチカラ
9.ソウルエッジボーイ
10.DRAGON FIRE
11.VIRGIN F
12.キモノジェットガール
13.Let it beat!
14.ハリケーン・リリ, ボストン・マリ
---アンコール---
1.ハレルヤ
2.Champagne Gold(武道館初披露楽曲)
3.Welcome to This World
4.ボクラノテ
彼らが武道館のステージに立ったのは9月13日。この日は、ファンへの感謝の意味も込めて“無料ライヴ”というスタイルで行なわれた。無料ということもあり、会場には友人に連れられて初めて彼らのライヴに遊びに来たという人たちもチラホラといたようだ。だが、ミュージカルのようなお芝居やシングル曲を中心に届けられたステージ構成は、初めて彼らを観る人たちにとっても、手放しで楽しむことのできるエンタテイメントなショウだったように思う。
開演時間になるとステージの両脇に用意された4つのスクリーンに、リリース順にまとめられたオフショット映像が流れはじめ、彼らがこの1年に歩んで来た歴史を振返った。壮大なSEが流れ始め客席の電気が一気に落とされると、ワイヤーを使ったアクションによって末吉が空から登場した。続いてデビュー曲「BLOOD on FIRE」のイントロとともに順に他のメンバーもポッピングでステージ下から登場。
沸き上る歓声の中、「BLOOD on FIRE」「Friday Party」と間髪入れずに歌い上げると、ライヴは突然芝居へとつなげられていった。“歌やダンスだけには止まらないパフォーマンス・グループ”がコンセプトである彼らは、毎回ライヴごとに芝居を組み込んでいるのだが、今回は“100年後の世界にタイムスリップしてしまう”というストーリーのもと演じられた。ダンスや歌はもちろん、そんな演技の中でもそれぞれの個性を活かしたキャラクターを演じ、オーディエンスを楽しませていた。
ストーリーはライヴと上手くリンクされていることから、演技からライヴへの流れも実に面白く描かれていた。そして中盤、西島、宇野のユニットによって届けられる「出逢いのチカラ」や、浦田が中心となり末吉、日高、興、伊藤、後藤が美しいコーラスワークを作りだしていたアコースティック・ヴァ-ジョンの「きれいな空」、男子チーム、女子チームに分かれた「ソウルエッジボーイ」「キモノジェットガール」といった、男女混合ユニットの彼らならではの独自なステージ表現も披露してくれたのだった。
アグレッシヴなダンス・サウンドが原点であるAAAだが、ここ最近、ピースフルなスローナンバーやパンク・ロック、そしてキャッチ-でノリのいいポップソングと、ますますジャンルレスにその振り幅を広げている。今回のライヴで、そんな振り幅の広さをたっぷりと見せてくれた彼ら。このライヴをきっかけに、さらにエンタテイメントを追究したライヴを届けてくれるグループへと成長していってくれるであろう。
【2006.09.13@日本武道館 セット・リスト】
1.BLOOD on FIRE
2.Friday Party
<芝居>
3.“Q”
4.Bomb a HEAD!
5.CRAZY GONNA CRAZY
6.夢ノカケラ
7.きれいな空(Aco. Ver.)
8.出逢いのチカラ
9.ソウルエッジボーイ
10.DRAGON FIRE
11.VIRGIN F
12.キモノジェットガール
13.Let it beat!
14.ハリケーン・リリ, ボストン・マリ
---アンコール---
1.ハレルヤ
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3.Welcome to This World
4.ボクラノテ
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