エル・プレジデンテ、ビストロで人間観察

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グラスゴー出身の新人バンド・エル・プレジデンテのフロントマン、ダンテ・ギッツィーは、家族と一緒にオープンしたビストロで客を観察。それをもとにリリックを書き溜めていたという。

ギッツィーは、兄弟と共にグラスゴーにビストロをオープン。店に出る日は客の様子を観察、想像を膨らませていたそうだ。「ビストロでは、いろんな人生が垣間見られるよ。よくカップルを観察して、2人の間に何が起こっているのか想像してた。口喧嘩やタブーな恋愛、いろいろ見たよ。カップルの様子がおかしくなるときは、すぐにわかった。どちらかが店を出て行き、残ったほうが金を払わなきゃならなくなる前にね」間もなく発売されるデビュー・アルバム『El Presidente』には、このときの人間観察をもとに作られてた曲が多くあるようだ。

オアシスやデュラン・デュラン、ジャミロクワイのオープニング・アクトに抜擢され、注目を浴びた彼ら。派手なスーツにちょび髭(?)のギッツィーが目指すのはプリンスだ。「僕のスタイルはプリンスがお手本。みんな、もっと外見にこだわったほうがいいと思うよ。ジーンズにTシャツでステージをうろついてるバンドばかりだろ。僕はファンタスティックなライヴをやりたい。だから、サウンドと同じくらい刺激的なスタイルが必要なんだ」

エル・プレジデンテは、プライマル・スクリームやテキサスのマネージメントとして知られるGM Managementが設立したレーベルOne Recordsが世に放つアーティスト第1弾。現在UKツアー中のバンドは、先週末(10月15日)ブリクストン・アカデミーで行なわれたXFMのスペシャル・イベントに出演、スタイリッシュでファンキーなパフォーマンスで会場を沸かせた。デビュー・アルバム『El Presidente』は10月24日にリリースされる(英国発売)。

Ako Suzuki, London
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