萬Z(量産型)、名古屋の喫茶店をメタルでリスペクト!

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労働者の味方、我らが萬Z(量産型)が、待望のニューシングルを4/27にリリースする。

応援ソングとしては「日本ブレイク工業社歌」「炎のエビフライ -キング オブ バイキング-」に続いて第三弾となるこのシングル、もうとてつもなく本格的なヘヴィメタルサウンドがギュンギュン唸りを上げている。「ターミネーター」を髣髴とさせるSEに続いて重低音サウンドのリフが地響きを上げる。デスメタルを意識したヴォーカルは、これまでの萬Z(量産型)にあったチープさとは無縁だ。サビでのたたみかけるようなリリック、そしてそれを追いかける超速弾きギターなど、もはやパロディとは言えないほどに徹底されたサウンドメイキングは、萬Z(量産型)メタルとして1つのジャンルを確立した。名古屋の喫茶店「喫茶マウンテン」は、甘さと辛さを追及した仰天料理の数々で名を知られる名物店。そのキケンな香りと味を萬Z(量産型)は徹底的にリスペクトする。これは愛だ。愛なくして萬Z(量産型)は歌を作らない。最大限の賛辞が曲に聴き取れるのである。

カップリングは「翔べ!ウサライダー」。独自のキャラクターグッズのウェブ販売を手がける個人商店の新キャラ“ウサライダー”のテーマソングということだ。こちらは萬Z(量産型)得意の歌謡ロック路線。「今夜もサバイバル」はインストの曲で、熊本のサバイバルゲームチーム“アーセナル”のテーマ曲。サンバのリズムとアナログシンセの音色が新鮮なフュージョン曲だ。そして「21st Century Motorway Star」は、日本最大「ポルシェ」のコミュニティーサイト“Progress”のテーマソング。キング・クリムゾンとディープ・パープルの曲が合体したようなタイトルのこの曲、4つ打ちのバスドラのボトムの上でメロディアスでテクノチックなヴォーカルが踊る。80年代後半のテクノやニューウェーブの香り高い、出色のポップサウンドに仕上がっている。

いやはや、このシングル、楽曲への愛、そして楽曲の完成度からして、萬Z(量産型)の最高傑作だ。ここまでのジャンルの枠を超えた音作りと、それらが完全に咀嚼されていること。これはそんじょそこらのミュージシャンにできることじゃない。萬Z(量産型)の懐の深さと音楽への没頭ぶりがひしひしと伝わってくる。ぜひ聴くべき!

●楽曲試聴はコチラから
「霊峰マウンテン」
https://www.barks.jp/listen/?id=1000004319
「翔べ!ウサライダー」
https://www.barks.jp/listen/?id=1000004320
「今夜もサバイバル」
https://www.barks.jp/listen/?id=1000004321
「21st Century Motorway Star」
https://www.barks.jp/listen/?id=1000004322
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