──アルバムができあがってみていかがですか?
misono(Vo):いつも発売日を過ぎないと、“できた”って感じがしないんですね。だから、一番うれしいのも、ファンのみんなの言葉が返ってきた時。いつも、ファンレターとBBSは見てるんですけど、みんながどういうことを感じて何を言ってくれるのか、それで作品に対する自分の中の気持ちや達成感、満足度が決まるっていう感じですね。
──大好きな人の前で素直になれなかったり、曲によって主人公の感じ方や考え方はさまざまですが、どの曲にも必ず“あ、この気持ちわかるな”ってところがありますね。
misono:今回、映画とのコラボレーションで、「20歳の女の子2人の友情」がテーマになっていて、歌詞は映画のストーリーを読んでサウンド・プロデューサーの五十嵐さんと、1曲はマーくん(北野)が書いてくれたんですね。友情っていうと、男と女の友情もあるし、女同士・男同士の場合もありますよね。友だち以外にも親とか恋人とか、自分にとって大切な人って考えてもいいと思うし、そういう人との出会いや別れの時に聴ける曲ばかりなので、どんな人でも楽しめるんじゃないかなぁって思いますね。
北野正人(G/以下、北野):僕は、永遠のミーハーでありたいと思ってるんですね。メジャーにいる時点でミーハーなんで(笑)、突っ張って“コレしかやらない”なんて言いたくないし、トータル的に音楽を見て、ロカビリーもやりたいし、いろんなものをすべてやりたい。いいものは吸収したい。今回のアルバムには、そういう思いをすべて詰めたんで、“どうだ!”って感じですね。
──「20歳の女の子の友情がテーマ」という話がありましたがmisonoさん自身が今20歳ということもあり、歌に込める思いは今まで以上に強かったんじゃないですか?
misono:今回、五十嵐さんやマーくんの書いた詞を歌うことに挑戦をしたんですけど、すごく難しいんですよね。詞の景色とか情景も1から説明してもらうんですけど、言葉だけじゃわからない部分もあって。たとえば、「コバルトの空」ってフレーズがあって、“こんな色の空なんだよ”って言われても、自分の中では別の色の空を想像してるかもしれない。それに、想像の世界だけだと、リアリティがなくなっちゃう。たとえば、五十嵐さんが歌詞の景色とか世界観をこちらに伝えるパワーと、同じぐらいこっちもパワーを使わないと受け止められない。そういう面では苦労はしましたね。
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