コールドプレイ、アルバム作りが遅れボーナスを逃す

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コールドプレイが、レコード会社から会計年度末までにアルバムを作れば“ボーナス”を出すとオファーされていたことを明らかにした。昨年度の売り上げが芳しくなかったEMIは、年度末の会計締め切りまでに彼らのアルバムを発表できれば盛り返せると考えていたようだ。

コールドプレイのクリス・マーティンはInsideOnline.comにこう話したという。「締め切りなんてクソ食らえ。どうせそんなもの会計年度と株主の問題だろ。金のことを考えないからこそ、頑張って最高のアルバムを作ろうって気になれるんだ」

コールドプレイの新作は、もともと年度末の3月に発売される予定だった。EMIは、コールドプレイだけでなくゴリラズのアルバム・リリースが遅れたことと年明けのレコード・セールスが思わしくなかったため、株主に利益減少の通告をしなければならなかったという。

問題のアルバム『X&Y』のタイトルについて、マーティンはこう説明している。「XとYは、数式で答えがわからないときに使われる。でもそれだけじゃなく、白と黒、希望と絶望、楽観と悲観みたいなもの。見渡す限りどこにでも対比するものの緊張感はあるよ」。

バンドの3枚目となるアルバム『X&Y』は6月6日リリース予定(日本発売5月25日)。

Ako Suzuki, London
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