──この間のサマーソニックの手ごたえはどうでした?
ビヨルン・ディクスクウォット(Vo&G):最高だったよ。世界で最高のフェスティバルだと思う。オーディエンスもそうだし、会場とかの運営面もね。
グスタフ・ノリアン(Vo&G):初めてプレイした新曲もあったんだけど、ファンのリアクションがよかったのがうれしかったな。
──僕も観たんですが、ハイテンションな素晴らしいステージでした。ライヴ中はどんなこと考えてるの?
グスタフ:音楽を感じて欲しいと思ってる。俺たちが感じてるのと同じようにね。
ビヨルン:踊って欲しいから、俺もそういうプレイを心がけてる。ライヴって、エネルギーのギブ・アンド・テイクだと思うんだ。そうやって、相乗効果で盛り上がるからさ。
──日本でも大ヒットした前作の成功がバンドにもたらしたものは?
ビヨルン:金……生活にゆとりができた。あとはミュージシャンとして成長できたと思うよ。
サミュエル・ギールス(Dr):自信かな。いろんな経験が積めたからね。
グスタフ:俺は(バンド活動自体が)楽しかったってのが一番だな。
CJ・フォーゲルクロウ(B):友達が増えたことも大きいよ。
──そんな中、素晴らしい新作が完成しました。1st『ブリング・エム・イン』ではリードトラックの「シープドッグ」に代表されるようにスピードがあって荒々しい曲が多いですよね。でも、『ハリケーン・バー』では、「クリーン・タウン」みたいに、メロディの美しさや歌自体の持ち味を出すことに重きが置かれています。この変化はどこから来たんですか?
グスタフ:俺たち常に変化してるし、成長してるから、いつまでも同じ曲を書いてるワケにはいかないよ。『ブリング・エム・イン』を書いたころとは違う人間に成長したんだ。
ビヨルン:俺たちの中にはいろんな音楽性あるんだけど、今回のアルバムではメロディアスな部分が強めに出ただけさ。3枚目のときにはまた「シープドッグ」みたいに戻るかもしれないぜ。
サミュエル:うん、でも「シープドッグ」みたいな要素は、今回のアルバムにも確実に含まれてると思うけどね。
──サウンド面では、ギターの音色がすごく澄んだ、シャープで綺麗な音になってるのが印象的だったんですけど。
グスタフ:今回のアルバムでは前よりオルガンの音が減ったから、ギターのサウンドが前に出てるのは確かなんだ。それで、音が変わったというのは、実際にギターや機材も全く変わってるんだ。
サミュエル:1stを作ったときはとにかく金がなくってさ、日本製の安いギターしか持ってなかったんだよ。アンプもぶっ壊れた安物しかなくってああいう音になっちゃったの。今回は、マーシャルやボックスのアンプに、フェンダーやギブソンのギターも使ってるし。
ビヨルン:前はとにかく機材がダメダメだったから、満足のいく音が出なくて、極限まで音を歪ませるしかなかったんだ。今回はちゃんとしたスタジオでちゃんとしたプロデューサーと音作りができたからね。
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『ハリケーン・バー』 東芝EMI TOCP-66317 \2,548(tax in) 1. カット・ザ・ロープ 2. ゴッド・ノウズ 3. クリーン・タウン 4. ダウン・イン・ザ・パスト 5. ユー・キャント・スティール・マイ・ラヴ 6. アディッド・ファミリー 7. アニーズ・アングル 8. イフ・アイ・リーヴ・ユー 9. リンギング・ベルズ 10. ディス・ドリーム・イズ・オーヴァー 11. ホワイト・ウォール 12. オール・マイ・センシズ 13. キングダム & グローリー 14. ネクスト・トゥ・ビー・ロワード 15. ユア・ラヴァーズ・ナーヴ 16. ジャネット
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再来日決定!! MANDO DIAO JAPAN TOUR 2004
12/1(水)愛知・DIAMOND HALL 12/2(木)東京・Zepp Tokyo 12/3(金)東京・Zepp Tokyo 12/5(日)広島・広島クラブクアトロ 12/6(月)福岡・Zepp Fukuoka 12/7(火)大阪・Zepp Osaka 12/8(水)仙台・Zepp Sendai 12/10(金)川崎・クラブチッタ 12/12(日)札幌・Zepp Sapporo [問]Creativeman http://www.creativeman.co.jp/ |