ナイン・インチ・ネイルズ、年内予定していた公演全てをキャンセル「まだその時ではない」

ナイン・インチ・ネイルズが、パンデミックが収束しない現状を考慮し、2021年に予定していた公演全てをキャンセルすると発表した。
彼らは木曜日(8月19日)、「当初の計画では、これらの公演はカタルシスであり、ライヴ・ミュージックへの復帰を祝うものになるはずだった。しかしながら、日を追うごとに、僕らがまだその地点まで到達していないことが明らかになりつつある」と、公演中止を決断した理由を説明し、謝罪した。
ナイン・インチ・ネイルズは9月にオハイオ州クリーブランドで2日間ヘッドライン公演を行うほか、<Riot Fest><Louder Than Life><Welcome To Rockville>などのフェスティバルに出演予定だった。
現時点、2022年6月にフランスで開かれる予定の<Hellfest>フェスティバル出演に変更はない。トレント・レズナーとアッティカス・ロスはしばらく音楽制作に専念しており、ナイン・インチ・ネイルズは2018年12月からライヴ・パフォーマンスを行なっていない。
Ticket buyers for the September 21 and 23 shows in Cleveland, please refer to your point of purchase for ticket refund information. pic.twitter.com/XYboGA7FBw
— nine inch nails (@nineinchnails) August 19, 2021
2人は、昨年公開された『Mank/マンク』と『ソウルフル・ワールド』の音楽を手掛け、『ソウルフル・ワールド』でジョン・バティステと共にアカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞を受賞した。
今月初めには、7月中旬に北米ツアーをスタートしたリンプ・ビズキットが、健康面と安全面を懸念し、8月予定していた残りの公演全てを中止すると発表していた。
Ako Suzuki







