いい音爆音アワー vol.119「線上の♪サントラ特集」

新型コロナ禍による緊急事態宣言で、会場の「ニュー風知空知」が20:00までしか営業できなくなり、これが2021年最初の開催、しかもオンラインのみ、となってしまいました…。ちなみに、今回のテーマの「線上の」は「オンラインの」ってことです…。
ということで、2013年5月15日、vol.30でやって以来の、「サントラ=オリジナル・サウンドトラック」特集です。
昔も今もサントラというものは人気があり、たとえば「史上最も売れたアルバムランキング」を見ますと、『ボディガード』=4500万枚(4位)、『サタデー・ナイト・フィーバー』=4000万枚(8位)、『グリース』=3800万枚(11位)、『ダーティ・ダンシング』=3200万枚(15位)、『タイタニック』=3000万枚(23位)と、上の方にサントラ・アルバムがゴロゴロ並んでいますし、ビルボード誌の「アルバム・チャート1位在位週数ランキング」では、『ウエスト・サイド物語』=54週、『南太平洋』=31週(3位)、『サタデー・ナイト・フィーバー』=24週(4位)、『パープル・レイン』=24週(4位)……という状況です。
まあ、映画と音楽という、2大エンタテインメントの“W攻撃”ですから、強いのは当たり前ですよね。これらの作品も、もし映画のサントラでなかったら、こんなには売れていないでしょう。
そもそも、人間の知覚って、視覚83%、聴覚11%、その他が6%らしいです。てことは、映画を観ている時は知覚をほとんど映像のほうに使っていて、音楽はちゃんと聴いてないと思われます。なので、映画で印象がふくらんでいるけど、音楽だけ聴くとあまり大したことなかったり、逆に観ている時は気づかなかったけど、実はとても面白い音楽だった、なんてことが屡々起こります。
今回は、音楽それ自体がよいと思うサントラ曲を選んだつもりです。ちょっと映画を離れて、音だけに集中して聴いてみると、新たな発見があるかもですよ。
セットリスト
▶名曲だらけの三大ミュージカル
Muriel Smith「Happy Talk」映画「南太平洋 (South Pacific)」挿入歌
Leonard Bernstein「Prologue」映画「ウエスト・サイド物語 (West Side Story)」BGM
Julie Andrews「My Favorite Things(私のお気に入り)」映画「サウンド・オブ・ミュージック (The Sound of Music)」挿入歌
▶貴重な和製ミュージカル映画
服部富子「おとみちゃん?」〜ディック・ミネ「殿様のテーマ?」映画「鴛鴦歌合戦」挿入歌
雪村いづみ他「アメリカでは」映画「君も出世ができる」挿入歌
▶久々の正統派ミュージカル
Emma Stone, Callie Hernandez, Sonoya Mizuno, Jessica Rothe「Someone in the Crowd」映画「ラ・ラ・ランド (La La Land)」挿入歌
▶ポップチューン&サントラ
Elle King「Good Girls」映画「ゴーストバスターズ (Ghostbusters: Answer the Call)」エンディング曲
The Beatles「Komm, Gib Mir Deine Hand(抱きしめたい:ドイツ語版)」映画「ジョジョ・ラビット (Jojo Rabbit)」オープニング曲
KT Tunstall「Suddenly I See」映画「プラダを着た悪魔 (The Devil Wears Prada)」オープニング曲
▶ビルボード年間1位のサントラ曲
Barbra Streisand「The Way We Were(追憶)」(シングル&ソロアルバムver.)映画「追憶(The Way We Were)」主題歌
Whitney Houston「I Will Always Love You(オールウェイズ・ラヴ・ユー)」映画「ボディガード (The Bodyguard)」主題歌
▶歌う俳優たち
植木等「ショボクレ人生」映画「ニッポン無責任野郎」主題歌
加山雄三「蒼い星くず」映画「アルプスの若大将」主題歌
高峰秀子「銀座カンカン娘」映画「銀座カンカン娘」主題歌
原田知世「時をかける少女」映画「時をかける少女」主題歌
Himesh Patel「Yesterday〜The Long and Winding Road」映画「イエスタデイ (Yesterday)」挿入歌
Tracee Ellis Ross「Stop for a Minute」映画「ネクスト・ドリーム/ふたりで叶える夢 (The High Note)」挿入歌
次回の爆音アワーは・・・








