いい音爆音アワー vol.80 「華麗なる変拍子♫特集」

いい音爆音アワー vol.80 「華麗なる変拍子♫特集」
2017年7月19日(水)@風知空知
3拍子のワルツの他は、ポップスはたいてい4ビート、8ビート、16ビート、と4の倍数でできています。それが自然で落ち着くから。
だけどそこに5とか7とか、異物を入れると変化が出ます。ただ下手すると小難しくなるだけ、センスが肝心です。かっこよく楽しい変拍子がナイス♪
プログレッシブ・ロックってやつは、大好きなんだけど、変拍子なんて当たり前だから、ここでは極力避けてみましたよ。
福岡智彦 (いい音研究所)
セットリスト
▶全体変拍子
XTC「English Roundabout」
ライブ活動を止める前の最後のアルバムに収録。
- ∨
5th アルバム『English Settlement』(1981年2月12日発売)収録
作詞・作曲:Colin Moulding/プロデュース:Hugh Padgham & XTC
レーベル:Virgin Records
アルバムは全英5位、全米48位
★全体5/4拍子
エックスティーシー:
英国ウィルトシャー州スウィンドン出身のロック・バンド
Andy Partridge (vo,g) 195311月11日 マルタ生まれ(両親の故郷はスウィンドン)
Colin Moulding (vo,b) 1955年8月13日 スウィンドン生まれ 結成→2006月11月
Terry Chambers (dr) 1955年7月16日 スウィンドン生まれ 1973年→1982年9月
Barry Andrews (key,vo) 1956年9月12日 1976年→1979年1月
Dave Gregory (g,key) 1952年9月21日 スウィンドン生まれ 1979年3月→1998年3月
1977年10月、Virgin Recordsよりシングル「Science Fiction」でデビュー。
1978年1月、1st アルバム『White Music』リリース。
1979年1月、キーボードのバリー・アンドリュースが脱退。後任候補にトーマス・ドルビーの名前も上がるが、デイブ・グレゴリーが加入。
1982年4月、ワールド・ツアー中のロスでのショーを突然キャンセル、以降のツアーをすべて取り止めた。パートリッジが強度のステージ恐怖症に陥ったのが原因。以後XTCは若干の公録番組やテレビ出演以外のライブ活動から撤退し、音源制作に専念する。
1983年8月、6th アルバム『Mummer』リリース。制作中にテリー・チェンバースが脱退。後任ドラマーは定めず、曲によっていろんなドラマーを起用していく。
1986年、トッド・ラングレンTodd Rundgrenにプロデュースを依頼したアルバム『Skylarking』をリリース。ラングレンとパートリッジの顔合わせにファンは大いに期待したが、二人はまったく噛み合わなかった。
1992〜1998年、Virginと揉めて、新しいプロダクツを一切出せなかった。
1999年、アルバム『Apple Venus Volume 1』、翌年『Wasp Star (Apple Venus Volume 2) 』をリリース。
2006年11月、ムールディングが離れ、パートリッジも彼なしでXTCはあり得ないと宣言。
2013年、スティーブ・ウィルソンSteven Wilsonによる『Nonsuch』のリミックス盤がリリースされる。
Pink Floyd「Money」
世界で一番有名な7拍子の曲、たぶん。
- ∨
シングル(1973年5月7日発売/英国ではシングルなし)
8th アルバム『The Darl Side Of theMoon(狂気)』(1973年3月1日発売)収録
作詞・作曲:Roger Waters/プロデュース:Pink Floyd
design: Hipgnosis
レーベル:Harvest Records (EMI)
アルバムは全米1位(Billboard 200に741週ランクイン)、全英2位、オリコン2位
★ほぼ全体=7/4拍子
間奏、最後のサビ以降=4/4(シャッフル)
ピンク・フロイド:
David Gilmour (vo,g) 1946年3月6日、ケンブリッジ生 1967〜
Nick Mason (dr) 1944年1月27日、バーミンガム生 1965〜
Richard Wright (key) 1943年7月28日、ミドルセックス生 1965〜1979、1987〜2008 2008死去
Roger Waters (vo,b) 1943年9月6日、サレー生 1965〜1985、2005
Syd Barrett (vo,g) 1946年1月6日、ケンブリッジ生 1965〜1968 2006死去
ロジャー・ウォーターズRoger Waters (vo,b)、ニック・メイスンNick Mason (dr)、リチャード・ライトRichard Wright (key)がロンドンの工芸大学の建築科で出会い、バンド活動を始める。
1964年、ウォーターズの幼なじみだったシド・バレットSyd Barrett (vo,g)が参加する。
1965年末、バンド名を”Pink Floyd Sound”とし、やがて”Pink Floyd”と改める。
1967年、EMIと契約し、3月10日、1st シングル「Arnold Layne」をリリース。全英20位。
同年8月、1st アルバム『The Piper at the Gates of Dawn(夜明けの口笛吹き)』リリース。全英6位。
同年末、バレットがLSDなどの薬物常用により極度の神経症に陥ったため、デヴィッド・ギルモアDavid Gilmour (vo,g)を新メンバーとして迎える。バレットはソングライターとして残すつもりだったが、1968年3月、解雇を決定する。
1970年10月、5th アルバム『Atom Heart Mother(原子心母)』リリース。全英1位。全米55位。
1973年3月、8th アルバム『The Darl Side Of theMoon(狂気)』リリース。全英2位、全米1位。
1975年9月、9th アルバム『Wish You Were Here(炎〜あなたがここにいてほしい)』リリース。全米・全英ともに1位。
・・・
▶部分変拍子
相対性理論「救心」
なんとなく変拍子が似合うやくしまるえつこさん。
- ∨
4th アルバム『TOWN AGE』(2013年7月24日発売)収録
作詞:ティカ・α/作曲:ティカ・α+永井聖一/編曲:やくしまるえつこ+永井聖一+山口元輝+Itoken
レーベル:みらいレコーズ
オリコン10位
★イントロ、イントロ2=7/4✕7+6/4
間奏前半=7/4✕3+6/4
最後のサビのおしりの繰り返し3回のうちの初めの2回=7/4
そうたいせいりろん:
2006年9月、やくしまるえつこ(vo)、永井聖一(g)、真部脩一(b)、西浦謙助(dr)の4名で結成。
2007年6月15日、自主制作音源『シフォン主義』リリース。
2009年1月、2nd アルバム『ハイファイ新書』リリース。
2009年5月、第1回CDショップ大賞で『シフォン主義』が大賞を獲得。
2010年4月、3rd アルバム『シンクロニシティーン』リリース。
2012年6月、真部脩一と西浦謙助が抜け、吉田匡(b)、山口元輝(dr)が加入。
2013年7月、4thアルバム『TOWN AGE』リリース。
2016年4月、5th アルバム『天声ジングル』リリース。
▶メロに合わせて変幻自在
▶アレッ?って感じ