【藤田琢己のライブ・バズーカ!】BRAHMAN@幕張メッセ


いやー、今年の上半期に見たライブの中でも印象に残るライブ、No.1だったかもしれませんねぇ。と言いたいくらい、強く熱い圧倒的なステージでした。
広い幕張メッセの会場に8角形のステージを中央に組んで、なんだか格闘技の会場のような雰囲気に見えました。客席の周りにはスクリーンが取り囲み、ライブと同期させてミュージックビデオを投影させていました。立体的なビデオを見ているような、その中に自分が入り込んでいるかのような気分になり、最新作の曲達が体に迫ってきましたねー。
アルバム『超克』がどれだけの熱量で生み出されたのか、少しわかったような気がしました。怒涛の演奏にただただ度肝を抜かれ、荒々しい空気の中に「想い」が確かに存在していて、その強さにも胸を打たれる、そんな気分になりました。
ライブの数日前にはメンバーの移動車が高速道路で無謀な運転に巻き込まれ横転するという事故にあったというMCで会場にどよめきが起きましたが、ライブ終わりで会場を出たところにその車がディスプレイされているという、ちょっとびっくりなものもありました。
そしてライブハウス大作戦ステージやブースが用意され、そちらでも特別なライブや展示が繰り広げられてました。
凄いものを見て、また自分の中にある何かのスイッチを押されたような、そんな気持ちになって帰路につきました。
文:藤田琢己