【藤田琢己のライブ・バズーカ!】窮鼠、猫を噛んだのか?!


新代田フィーバーへ向かいました。自虐系ハードコア、いや、窮鼠猫を噛む系オルタナハードポップ・・・。とにかく今シーンがざわつきつつある神戸の5人組バンド、「キュウソネコカミ」を見てきました。
彼らのライブはすでに4回目なのですが、毎回毎回、何を言い始めるのかドキドキするボーカルやまさき君のお客さんに対するケンカ腰の感謝の言葉(笑)。「うるせー!お前と話しに来たんちゃうわーっ!!」とお客さんとのヤジにも機敏に対応。
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強引に曲を畳み掛けてくるが、お客さんも待ってましたとばかりに暴れる。そのやり取りがすごく楽しくて、にやにやしながら怒涛のライブを見てしまう。
段ボールに日頃の不満などを書き連ね、それをライブフロアに投げ、ステージ上からジャンプして入るというお約束のパフォーマンス、さらにはレジャーシートとブランケットを取り出し、「お客さんの上で寝たかった」ということで、大玉送りのような状況になったり、とにかく奇想天外でハイテンションなライブが繰り広げられました。
楽曲のほうは、勢いだけではなく、さまざまなアレンジがされ、ハードコアっぽかったりエレクトロックっぽかったりと、かなり楽しめます。
しかし歌詞はとにかく若者の悩みや怒りが全面に描かれ、「そうなんだよ、おれもそう思ってたんだよ!」と言いたくなるような言葉やテーマが満載です。とにかく日頃のストレスを発散したい方、おすすめですよ!そして彼らは意外にも(失礼!)グッズがかわいいんです!音源もライブもグッズも、注目です!
文:藤田琢己









