【インタビュー】真野恵里菜、マネティとハロー!プロジェクトでの日々を振り返る

■ 「私の夢が叶うまで、結婚はしないで。」
── ちなみにここまでお話をうかがってきましたが、真野ちゃんのハロー!プロジェクト卒業後も、マネティがマネージャーであることは変わりないんですよね?
真野ちゃん:今のところは変わらないです。
マネティ:真野の活動自体も、卒業してもそんなに変わらないですね。変わることといえば、ハロー!プロジェクト合同コンサートに出なくなったり、ハロー!プロジェクトとしての番組だったりとかイベントだったりとかに出なくなる、くらいです。
── じゃあその辺がなくなり、代わりにお芝居だったり新しい仕事だったりとかに時間が割ける、と。
マネティ:そうですね。
── じゃあ最後に。これからも引き続いて真野ちゃんを一番近いところで支えるマネティに、真野ちゃんから何か一言。
真野ちゃん:「私の夢が叶うまで、結婚はしないで。」って、マネティには言ってます。夢っていうのは、お芝居の面で……まぁ、難しいんですけど、具体的に何がどうとかイメージはないんですけど、たとえば映画に出て賞をとるとか、そういうのはちゃんと見届けてほしいので。マネティ、「結婚したい、結婚したい。」ってすごい言うんですよ。
── (笑)
真野ちゃん:だから「やだ!」って。結婚したらマネティ、辞めちゃいそうな気がするんですよ、仕事を。いつも仕事1本でやってるかわりに、結婚したらそれが中途半端になりそうなのが嫌で辞めちゃいそう。だからあと10年とかは結婚してほしくないです。お芝居の道は、そんなにすぐに叶うような楽なものじゃないので。
── まぁ、そうですよね。
真野ちゃん:だからまた、肝心な時にいないんだろうなーって不安になるんですけど。たとえば海外の映画祭に行く日にいないとか(笑)。
マネティ:「陣痛がー」とかでね。
── その時はもう結婚してる設定なんだ(笑)
マネティ:そうそう。
真野ちゃん:やだぁー。ここまできたからには……そうですね。デビュー前から一緒で、ハロー!プロジェクト卒業も一緒で、見てきてもらってるから。いつもふたりで話すんです。「お芝居をちゃんと頑張って、ハロー!プロジェクトに恩返ししたいね。」とか。だから来年とかに急にマネージャー変わったりしたら、すごい不安になる。それはマネティに、お芝居や映画の話や、台本の細かい話とかも真剣にしているから。
── なるほど。
真野ちゃん:だから、一言いうなら「急にいなくならないで。」って思います。あと、「これからもいっぱい迷惑や心配かけると思います。」って(笑)。
■ 「やるしかないよね。」
── じゃあマネティからこれからの真野ちゃんに、一言。
マネティ:まぁ、でも、本当にこれからだと思うんで。特にお芝居に関しては。多分、もう逃げ場も言い訳もできない環境に行くので、「やるしかないよね。」って感じです。
── これまではハロー!プロジェクトの中で順風満帆でくることができたと思うんですけど、卒業後は本当にわからないですからね。
マネティ:そうですね。でも、ハロー!プロジェクトを卒業してからのことを考えて、ずっとやってきたので。準備はバッチリしてきたはずだし。だから「今からだな」って。もちろん、新しい仕事の面白さも出てくるだろうし。……アイドルはアイドルで楽しいんですけど、ハロー!プロジェクト大好きなんで、私。
真野ちゃん:そうなんですよ! 昨日なんかもにやにやしながら研修生の娘と話してて……。
マネティ:(にやにや)
── そんなマネティの姿を見て、真野ちゃんが嫉妬する、と。
真野ちゃん:もう相手にもしないです。「あ、またほかの娘と話してる。」って思って、横を素通りです。
マネティ:(笑)
── でもマネティ自身の仕事もこれから面白くなったら、結婚できないじゃないですか。
マネティ:でも、私なら上手くやれるんじゃないかって思って。
真野ちゃん:いや、私を担当している限り、彼氏もできないと思います(断言!)。
マネティ:いやいやいや……。
── とにかく、これからもこのふたりは仲良くやっていく、ということで。
真野ちゃん:はい。わちゃわちゃしながらね。
マネティ:言い合いしながら、楽しくやっていきます。
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真野恵里菜は、メジャーデビュー後のシングル曲と、新録曲3曲を収録した初のベストアルバム『BEST FRIENDS』が好評発売中。そして2月23日、中野サンプラザにて開催される<真野恵里菜 メモリアルコンサート2013「OTOME LEGEND~For the Best Friends」>をもって、ハロー!プロジェクトを卒業。アイドルという殻を破って、新しい世界へと羽ばたいていく── 。
text by ytsuji a.k.a.編集部(つ)
◆BARKS かわいこちゃんねる
◆真野恵里菜 オフィシャルサイト







