妖艶な雰囲気をも纏った安藤裕子、2年4ヶ月ぶりのニューアルバム
安藤裕子 画像

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「手紙」
お元気ですか?
わたしは日々いろいろ。
なんとかやってます。
夏の終わり、秋の始まり、久しぶりに作品を世に出したいと思っています。
クロニクルを作っている頃、私は常に終わりを思っていたと皆に語った。
終わりの波は恐怖でもあったけど、それは常に喜びも私の元に届けてくれました。
私はここから何かを始めるんだ。
終わりの後に来る始まりを教えてくれた作品だったと思うのです。
あれから2年以上の時間も過ぎたけど、私はずっと曲を作っていたよ。
色んな出逢いもありました。色んな事を知りました。
音楽を初めて13年。
ようやく目を見て好きだと言えるようになったんだ。
だから無理強いはしたくない。
あるがまま、側に居れたら良いことだろう。
そう思う。
今回のアルバムに私が思うこと。
恒に流るる日々の中、たまに貴方の手を取ろう。
人は流れて散散に、されど貴方の名を呼ぼう。
そんな感じの事だろか?
鷲掴みにはできないんだ、性格上ね。
音楽っていいものだよ。
どんな貴方だって受け止める。どんな貴方だって赦すんだ。
激動の世の中。
緩やかな日向があったっていいんだろう?
皆が走れるわけじゃない。
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