レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、クリスマス・チャートで1位に?

レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのファンが、バンドのデビュー・シングル「Killing In The Name」(1992年)を2009年のUKクリスマス・チャートで1位にしようとキャンペーンをスタートした。UKではこの4年、オーディション番組『X Factor』の優勝者がリリースするデビュー・シングルがトップを飾り続けており、それを破ろうという試みだ。
キャンペーンは、トレイシー&ジョン・モーター夫妻がスタート。12月初め、Facebookグループに“Rage Against The Machine for Christmas No1”を立ち上げ、すでに58万人以上がジョインしている。
『X Factor』の審査員でありプロデューサーのサイモン・コーウェルへの個人的攻撃ではないと断りながらも、「サイモン・コーウェルの最新カラオケ・アクトがクリスマスNo.1になることにウンザリしていないか?」と、RATMの「Killing In The Name」を12月13日以降に大量購入して『X Factor』優勝者のNo.1獲得を阻止しようと呼びかけている。
2008年の『X Factor』の優勝者アレクサンドラ・バークの「Hallelujah」はリリース1週間で57万6,000枚を売り、No.1に輝いた。しかし、2007年度の優勝者レオン・ジャクソンは27万5,000枚のセールスでその年のクリスマスNo.1を獲得しており、キャンペーンに賛同する58万人全員――その半分でさえあり得る――の力をあわせれば、打倒『X Factor』は可能だ。
一方、キャンペーンの話を聞いたコーンウェルは「そういうものがあるなら、それは僕本人に直接向けられたものなのだろう。バカげている」と話している。
2009年のクリスマス・チャートは12月20日発表。その一週間前に最も売れたトラックがクリスマスNo1シングルとなる。
Ako Suzuki, London







