半分架空のバンド、スパイナル・タップが新曲を制作
映画『This Is Spinal Tap』のために作り上げられた半分架空のヘヴィメタル・バンド、スパイナル・タップがおよそ17年ぶりに新曲をリリースすることが明らかになった。
スパイナル・タップはロブ・ライナー監督の“モキュメンタリー(擬似ドキュメンタリー)”映画『This Is Spinal Tap』でフィーチャーされた英国出身という設定の架空ヘヴィメタル・バンド。俳優クリストファー・ゲスト、マイケル・マッキーン、ハリー・シーラーがメンバーを演じた。
メンバー全員が演奏可能で、その活動は映画の中だけにとどまらず、劇中に登場した架空のアルバム『Smell The Glove』が映画のサントラとして世に出たほか、1992年には『Break Like The Wind』をリリース。同年ウェンブリー・スタジアムで開かれたフレディ・マーキュリー追悼コンサートに、2007年にはLive Earthにも出演している。
BBCによると、べーシストのデレク・スモールを演じるハリー・シーラーは同局のラジオ番組でこう話したという。「Live Earthでやった“Warmer Than Hell”をレコーディングしたことないんだ。あいつら(スパイナル・タップ)は昔の栄光を取り戻そうとしてるんだと思う」「“Gimme Some More Money(もっと金くれ)”って曲やるよ。多分、うさんくさいものになるだろうな」
『This Is Spinal Tap』はそのバカバカしさ/ハチャメチャぶりから、実在のバンドが羽目を外したとき「スパイナル・タップしちまった」などと例えに使うこともある。
Ako Suzuki, London







