レディオヘッド、レーベルと決別した理由
レディオヘッドのギタリスト、エド・オブライエンが、EMIと契約を更新しなかった理由を明かした。バンドは再契約を望んでいたものの、新オーナーの「音楽業界に対する無理解」が原因で同社と決別したという。
オブライエンは『The Observer』のインタヴューでこう話している。「EMIはいま、変動期にある。これまでレコード会社なんか経営したことのない人間が支配権を握ってるんだよ。ガイ・ハンズとテラ・ファーマ社のことだ。彼らは、自分たちが何と対応しようとしてるのかわかってない。(これまで付き合ってきた)人たちと別れるのは本当に悲しかったよ。でも彼(ハンズ)は僕らの希望を聞き入れてくれなかった。僕らに提供すべきものを理解してなかった。テラ・ファーマは音楽業界のことをわかってない」
ハンズは、彼の投資会社であるテラ・ファーマ・キャピタル・パートナーズを通じ今年7月にEMIを買い取った。彼は会社の利益を重んじ、アーティストに対しこれまでとは違うアプローチをしているといわれている。オブライエンの言う通り、英国のEMIが変動期にあるのは確かなようだ。
Ako Suzuki, London







